リリオーの日記

気が付いたことを書きます。

南へ・・・2

2009-10-06 22:40:56 | Weblog
昨日、南に出かけた時、ちょっと書店にも寄ってみた。どんな本が今、読まれているのか、1Q84はその後まだまだ売れているかなとか、見てみたくてね。見渡してキョロキョロしていると何となく気になり立ち止まった。東野圭吾氏の本。何となく読みにくいのでは、好きになれないかなと敬遠していた。でも何か引かれる気分になって急に読みたくなった。「あったよな、うん、あった、まずは・・・」そう、家に東野圭吾氏の本があると、今日の所は友もいるし、回転寿司に行かなければと買わずに出た。
そして、帰ってから本棚の奥の方にあった本を見つけた。「容疑者Xの献身」2006年直木賞受賞の作品だ。店をしていたときは、直木賞、芥川賞など、受賞作は読まなくてはいけないと何時も買っていた。でも、好きでないのは読み始めてもやめてしまうし、さわりだけ読んで、お客様の話は合わせば良しと思っていた時代だ。そんなのだから、容疑者・・・・も読んだかどうだったか覚えていない・・・・作者に失礼だが。
読んでみようと、夜中から焼酎の水割りを横に置いて読み始めた。うーん、読んだことあるよねと記憶をたどりかける間もなく、はまって一気に読んだ。
親子の殺人を隠し完璧なアリバイ作りをしたにも関わらず、主人公の友達が打ち砕いていく。献身的な愛情から生み出される見事なトリックに目を見張る、そしてクライマックスは・・・見事!こんなに素晴らしい本を置き去りにしていたなんて、バカなリリオー。さっそく、書店に行って買おう、東野圭吾氏の本を。映画も見なかった、もう一度しないかな?