南へ・・・３

一昨日、久しぶりに南に出た時の続き。
東西に走っている千日前通りを南に渡ると道具屋筋までの賑やかな通りがあるが、あまりの変わりようにビックリした。
その北側にある道頓堀ウインズにはたまに行っていて宗右衛門町や道頓堀も昔とは変わったなあと思いながら歩いている。映画館や中座、角座など無くなりパチンコやゲームセンターなどが増えているから。
南側も昔は大劇があり、大きな映画館があり、老舗の割烹やレストランが並んでいた。
リリオーが子供の頃、大劇ファンの母に連れられ、良く見に行った。大きな劇場で華やかに繰り広げられる歌劇に興奮し憧れを感じ、そして帰りにはレストランでフォーク、ナイフで食事をした。だから、今日は南に行くでと言われると朝から、よそいきの服を出しワクワクしたもんだ。
しかし、今は違う。大劇どころか映画館も無くなり、吉本とパチンコ、たこ焼き、ラーメン、リリオーも食べに行った回転寿司の街となった。それをいけないとは言わない。吉本は大阪の笑いを全国に運ぶ重要な文化だし、たこ焼き、ラーメンも庶民の街、大阪を象徴する食べ物だ。解っている・・・でも、何かリリオーには歩きにくい街になっていることは確かだ・・・昔は良かったというと年寄りと言われるし・・・難しいね。
熟年大人がブラブラゆっくり歩いて楽しめる街は大阪に無いのかな？

話は変わるけれど、台風まっただ中だよ。もう家に帰ったかい。だめだよ、こんな時に新地に飲みに行かなければ。「まあ、こんな台風の中、来て下さって嬉しい！」と喜んでもらい大事にしてもらえるよ。印象づけてもてるコツだよ。