リリオーの日記

気が付いたことを書きます。

しばらく

2009-10-19 20:48:05 | Weblog

行かせてもらってなかったが、お見舞いに行った。お客様の奥様のお見舞いに。
今日は、放射線を受けた後にお風呂に入ったとのことで、少しお疲れのご様子。頑張れ!頑張るぞ!
長い人生の間、何度も何人ものお見舞いに行かせてもらっているが、癌のお見舞いは辛い。40才で亡くなった高校生時代の友が子宮癌になったとき、毎週、日曜日に見舞いに行った。病室を出て階段を降りた途端に涙があふれて、もう、見舞いに行くのは辛い、もう来ないと思いながらも日曜日には病院に行った。(リリオーは店をしていて平日は行けなかったので)
姉の時も辛かった。毎日行っていると、本人は気が付かないこともリリオーは解る。お箸やスプーンの持ち方、手や足の運び方、口の開け方、微妙に変化していくことが。
当時、医者は言った。「年内、もちません」お前は易者か・・・医者じゃなく死ぬ時期を当てる易者かと怒鳴りたくなった。でも、その通り、死んだ。
平日は店があるので早い時間しか行けなかったが、日曜日はずっと病院にいた。遅くなって「もう、帰り、明日も忙しいやろう」と姉に言われ、病院を出るが、まっすぐ帰る気もなく、家に帰って食べる気もないので、環状線の駅まで行く途中にある居酒屋に入ることが多かった。そして、魚を食べ酒を飲み、何時も酔っぱらった。姉は今頃、痛い、痛いと言っているのではないか、淋しく泣いているのではと思うとリリオーも涙が出て・・・周りの人に気づかれないかと、そっとハンカチで拭いて又、飲んだ。酔っぱわずにはいられなかった。今日も、辛く、誰にも構ってもらいたくなかったから見知らぬ店に入りひとり、酒を飲んだ。飲んでも飲んでも酔わなかった。