最近、ひょんな事から近場の友達が出来るようになったと前に書いたが、
他にも商店街で何時も雑種犬を連れて歩いているお母さんと犬好きな
リリオーは挨拶をかわすようになり自然と友達として話すようになった。
(何処に住んでいるか又、名前も知らないが)
今日もスーパーの前にある電信柱につながれていた。
「あ・あのお母さんの子供だ!」
「待ってるの、お母さんは買い物か」
リリオーは話ながら首や背中、お腹をさすってやっていたら買い物を終えた
お母さんが出てきた。
「いくら優しくしてもお母さんが何時出てくるかとスーパーの入り口ばかり
見ているのよ」
リリオーが言うと
「この子は白内障になって目が見えなくなっているし去年も死にかけて・・・」
「へえ?何で?」
「脳梗塞になって・・・犬も脳梗塞になるのね。直ぐに病院に行って治って
ホッとしている所よ」
・・・やっぱしこの子は犬じゃない、同じ病気をするなんて人間の子や・・・
声に出さなかったけれどリリオーは確信したのです。
アホと言うなかれ。バカとそしるなかれ。
ロッキーちゃんも犬の子として育てなかったからね。
昔、ロッキーちゃんが元気な頃、
「可愛いな、お手してみ、チンチンしてみ」
と、近所の人が言った時。
「うちの子はお手もチンチンもしません。犬のすること教えてません」
と、リリオーはハッキリ言ったのだ。
結果、近所の人は、しばらくリリオーに話しかけてくれなかったね。
あきれかえって口も聞きたくなくなったんだろう。気持ちは解るよ。
でも、アホバカチャンリンと言われてもリリオーの長男として育てたからね。
友達の子供を見てもう一度育てたい気持ちがカ・カ・カと沸いてきて・・・。
無理かな?