最近のリリオーは少しでも囲碁の上達を願って碁盤を前に詰碁の勉強を
している・・・偉い!・・・ちっとも偉く無し・・・全く上向かないから。
だから本もあまり熱心に読んでいなかったが、この前、出かけるときに
本棚から1冊取り出し持って出た。
「風の果て」・・・藤沢周平作。
何気なくと言えば作家に失礼だが是非読まないとの気持ちもあまりなかった。
だが・しかしだ。
こんなにのめり込んで読むとはで降車の駅に慌てて飛び降りるくらい夢中になった。
片貝道場の同期五人の辿る数奇な運命を描いているがそれぞれ仲が良いのに
別れ別れになったり戦わねばならなくなったり。
出世のために友との駆け引きや裏切りなども。
リリオーは現代社会にも通じる物ありと興味津々で家に戻るまでに(正確に言うと
大ジョッキーを飲む前)上巻を読み終えた。
そして下巻も昨日一気に読んだ。
友の野瀬市之丞からの果たし状で戦う。最後はどうなるか分かっていてもドキドキで。
元々時代物はあまり読まないのだが藤沢作品は大好き。
スッと入っていきすぐに溶け込んであっという間に虜になる味わい深いものありで
読み終えると心さわやかになる。
2007年にNHK木曜ドラマであったらしいが見ていなかった。
再放送待ちとしますか。もうあったのかな?
未だ読んでいない方に是非お勧め!!。