人形と動物の文学論

人形表象による内面表現を切り口に、新しい文学論の構築を目指す。研究と日常、わんことの生活、そしてブックレビュー。

企画案:瀬戸内国際芸術祭をバトル・ロワイヤルする?(仮)

2013-04-17 21:33:37 | 日記
 今日の『四国新聞』、「一日一言」は、県産野菜のお話でした。それはいいけど、一応TPPの話題にも触れながら、県産野菜は厳しい競争にも勝ち抜くだろう、「輝け、「うどんだけではない香川県」の誇りたちよ」とか何とかいう、(馬鹿っぽい)結びに。『四国新聞』は、基本、そういう新聞。いいんですか、TPP。仮に、その辺曖昧にしなければならない必要性があったとしても、そんな(馬鹿っぽい)結びにしなくてもいいだろうと思うのですが。
 私ほんと、よくこんな場所で我慢して生きてると思う…。わんこちゃんがいるから我慢してるんだわ。


 香川では最近、観光にかなり力を入れているらしく、「瀬戸内国際芸術祭」の話題も大きく取り上げられているようです。現代美術と地域との結びつき、は最近流行みたいですね。ごみが不法投棄されていまだに処理に苦しんでいる豊島(最近ようやく、県外の業者による処理が決まって、搬出が始まったみたいですが)のことなど、アピールするには大事な機会かも。
 きほん現代美術なので、この辺りの田舎で受け入れられるのかかなり疑問なんですが、どうなんでしょう、香川県人は結構外面がいいから、とりあえずありがたがって受け入れるのかも。ともかく、過疎地域の活性化と併せて、アーティストの支援をする、地域がパトロンになる、という試みはそれなりに意味がある。

 で、いきなりですが高見広春。『バトルロワイヤル』の作者です。香川の人。この人確か、阪大の美術史か何かで博士まで行ってるんですよね。学位をとったかどうかはよく知りませんが。その後ちょっと四国新聞社に勤めて、辞めてから『バトルロワイヤル』を書いた。いまは印税生活なんでしょうか?
 この人を案内者として、瀬戸内国際芸術祭を紹介する、みたいな記事があれば楽しいと思います。『バトルロワイヤル』は瀬戸内の島が舞台ですし、映画版で坂持金発を演じた北野武も出展していることですし。専門が美術史なので、結構きっちりした紹介ができると思うんですよね。どこかの雑誌でやらないかなあ…。
 …って、私は一体どこに向かって石を投げてるんでしょうね。