人形と動物の文学論

人形表象による内面表現を切り口に、新しい文学論の構築を目指す。研究と日常、わんことの生活、そしてブックレビュー。

昨日の続き。

2013-05-16 21:14:55 | 国語教育と文学
 井口時男「それでも言葉を書く」読みました。
 ご本人のブログで見ることができます()。
 昨日書いたことを、たぶんそれほど修正する必要はない。

 どのあたりから引用されたのか、確証はありませんが、たぶん、「文学は現実の悲惨に指一本触れられない。~文学の自由は真に試される。」あたりか、結論部分の「文学の声は多様なのだ。~文学は死ぬ。」あたりですかね?
 最初あげた部分は、安易に現実と関わろうすると宣伝や扇動となる。現実から自由である文学は一見無力にも見えるが、自由でありつつ現実と対峙する緊張のなかに、文学の意味はある、ということ。
 結論部分は、文学は多様な人々の声を拾い上げるものであるということ。この部分は、ちょっと修辞は多いけど、さして難しいことは言ってないかな。
 課題文があるので、200字くらいで要約してから論を展開するようにしてください。

 では!


ヨーグルトの容器で遊ぶカイちゃん。黒い犬だから、やっぱりあんまりきれいに映らない。