人形と動物の文学論

人形表象による内面表現を切り口に、新しい文学論の構築を目指す。研究と日常、わんことの生活、そしてブックレビュー。

KUNILABO9月期講座・CLN発表のお知らせ

2020-08-01 18:11:09 | 研究・発表・イベント等情報
 みなさんこんにちは。
 二つお知らせがあるので、アップしておきます。

①KUNILABOオンライン講座「『源氏物語』を読む」(9月~12月、第1・3金曜日、17:15~20:45) 
 2017年くらいからずっとやっている、人文学と市民の皆さんをつなげる講座・KUNILABOで、2020年9月期も講座を担当します。4月期は新型コロナウィルスによる感染症の流行により中止になってしまい、その代わり単発でオンライン講座を行いましたが、9月期は全面オンラインで行います。

・『源氏物語』を読む※月2回開講  
初回日時: 2020年9月4日(金)19:15 - 20:45
日程:9月‐12月の第1・第3金曜日(9/4、9/18、10/2、10/16、11/6、11/20、12/4、12/18)19:15 - 20:45
場所: オンライン会議アプリ「Zoom(ズーム)」 を使用したオンライン講座
参加費: 全8回 一般16,000円/学生8,000円
お申し込み方法…KUNILABOサイトより。

 宇治十帖の「総角」巻を読んでいます。宇治に住んでいる、大君と中君という仲の良い姉妹のもとに、薫や匂宮という男主人公たちが訪れることで、少しずつ、姉妹の差異が描かれてくるあたりです。
 2018年くらいから、「橋姫」巻から読み始めて、ずっと続きで宇治十帖を読んでいるのですが、初めての方にもわかりやすくご説明いたしますので、どなたでもご参加ください。

②世界文学・語圏横断ネットワーク(CLN)発表「矢川澄子の兎表象」(9月4日(金)14:00~)
 こちらもzoomによるオンライン発表です。
「ポストコロニアル状況を視野に入れつつ、この地球上で産み出される文学作品を、その言語が何であるかを問わず、「世界文学」の一部として論じられる枠組みを構想する」ネットワークである、「世界文学・語圏横断ネットワーク」の第12回研究集会で発表します。

【世界文学・語圏横断ネットワーク第12回研究集会】
2020年9月4日(金)14:00~17:00 Zoom使用オンライン開催
プログラム
お申し込み方法…事務局メールアドレス(→開催案内)にEメール。

 私は、「兎とよばれた女」を中心に、矢川澄子の兎表象について考察します。古今東西の兎イメージを確認しつつ、ウサギの多産性と、矢川自身が何度も妊娠中絶をしたために子供が出来なくなったと言っていることとの関係などについて考えられればと思っています。
 ほかにも魅力的な発表が目白押しですので、ぜひぜひお申し込みください!

 あれ、今気づいたんだけど私、CLNの発表とおんなじ日にKUNILABOの講座(初日)もやるんだ…。時間はかぶってないけど、しんどいな。たぶんまだ実家にいる頃だけど、この日は午後ほぼずっとこもってオンラインだ…💦



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