上田女子短期大学までは、上田駅からタクシーで2080円もかかったので帰りは上田電鉄別所線という超ローカル線に乗ることにした。なにせ長野から上田間の新幹線が1410円だからタクシーはもったいない。
二両編成の列車は一時間に一本程度だ。
また、すごいのは到着しても運転手兼車掌の脇のドア一カ所しか開かない。私もそのことを知らずに到着しても開かないドアの前でおろおろしてしまった。列になって乗車する客に気づいて慌てて乗り込んだ。
社内はのどかでのんびりした空気が漂う。
まさにローカルの味わいだ。
しばらく走って次の駅に着く。
駅には私と同様に開かないドアの前でおろおろする待ち客が見える。
すると突然社内の客達が、「あの人は地元の人じゃないね」「入り口を知らないのかね」「駅も放送してやりゃいいのに」と、口々に大合唱が始まったのだ!
これには驚いた。乗客はそのうちの何人かは顔見知りか、地元の人たちらしかった。
きっと、私のことも「土地もんじゃないな」とか「おろおろしてら」とひとしきり話題になったことが容易に想像できる。
一気に緊張してしまった。それまではのどかな思い出車窓を眺めていたのだが、それ以降は社内の素行にも気をつけなくてはならぬ、と眠気もすっ飛んだのであった。
ローカル、恐るべし!
二両編成の列車は一時間に一本程度だ。
また、すごいのは到着しても運転手兼車掌の脇のドア一カ所しか開かない。私もそのことを知らずに到着しても開かないドアの前でおろおろしてしまった。列になって乗車する客に気づいて慌てて乗り込んだ。
社内はのどかでのんびりした空気が漂う。
まさにローカルの味わいだ。
しばらく走って次の駅に着く。
駅には私と同様に開かないドアの前でおろおろする待ち客が見える。
すると突然社内の客達が、「あの人は地元の人じゃないね」「入り口を知らないのかね」「駅も放送してやりゃいいのに」と、口々に大合唱が始まったのだ!
これには驚いた。乗客はそのうちの何人かは顔見知りか、地元の人たちらしかった。
きっと、私のことも「土地もんじゃないな」とか「おろおろしてら」とひとしきり話題になったことが容易に想像できる。
一気に緊張してしまった。それまではのどかな思い出車窓を眺めていたのだが、それ以降は社内の素行にも気をつけなくてはならぬ、と眠気もすっ飛んだのであった。
ローカル、恐るべし!