「65歳以上、人口比50%以上 高齢化が進み、共同体の機能維持が限界に達している状態。(wikipediaから引用)」
2013年9月1日現在、長野市内の地域別人口を調べると、鬼無里管内と大岡管内が、この定義に当てはまってしまう。
訪問してみればわかるが、自然豊かで時間の流れが中心部とは違う、美しい地域だ。平成17年に長野市に合併されたこれらの地域はどのような合併効果を実感しているのだろうか。
長野市全体の65歳以上人口比率は26.1%であるから、若い人達が暮らす地域に偏りが在ることは明白だ。
中山間地の対応、限界集落あるいは準限界集落対応は、マニュアル通りにはいかない。地域に根ざした文化や産業をどう掘り起こしてゆくのか、歩いて知り、わかり、実行するしかない。
写真は限界集落ではないが、中心市街地からほんの20分で400mも車で駆け上がったあるエリアである。もちろん長野市内だ。農業を主としているこの地域は、昔は冬の農閑期に金平糖など和菓子を作っていたらしい。広い土間でころころと音を出しながらじっくり時間をかけて形が出来てゆく金平糖。
すでに歴史の中にあるストーリーを掘り起こしてゆくことでそれぞれの集落にあった中山間地対策が出来てゆくのだと思う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます