講演までの数時間、自由な時間があって、買い物に出たついでに海が見たくなった。
長野県人だから。
道を尋ねるとこの道を真っ直ぐお行きなさい。10分もすれば海が見えますよ、との話。
地図を見ながらずんずんずんずんと海に向かって歩いた。今大変に頭を痛めている件について考えに没頭しながら歩いて、40分くらい経った頃、まだ海が見えないことに気がついた。そこは大きな造船所があるから確かに海に近いはずだった。
手に持ったままの地図を広げてみると、北へ向かったはずが東へ向かっていて、景色はさびれるばかりである。
もう曲がるしかないどんずまりまで行ってから北上すると、すぐに目の前に海が広がった。天気が良くて佐渡島まで見渡すことが出来た。
大変に静かで波の音さえ吸い込まれてしまっていて、太陽光の当たる音さえ聞こえそうな天気だった。海岸沿いの国道を今度は40分かけて戻った。犬を連れた男や女、立ったままはるか沖を眺める年寄りや男たち。台風も地震も津波も無いのであれば一度暮らしてみたい場所だった。食料だけでなく、景色まで自給率の高い新潟県であった。
長野県人だから。
道を尋ねるとこの道を真っ直ぐお行きなさい。10分もすれば海が見えますよ、との話。
地図を見ながらずんずんずんずんと海に向かって歩いた。今大変に頭を痛めている件について考えに没頭しながら歩いて、40分くらい経った頃、まだ海が見えないことに気がついた。そこは大きな造船所があるから確かに海に近いはずだった。
手に持ったままの地図を広げてみると、北へ向かったはずが東へ向かっていて、景色はさびれるばかりである。
もう曲がるしかないどんずまりまで行ってから北上すると、すぐに目の前に海が広がった。天気が良くて佐渡島まで見渡すことが出来た。
大変に静かで波の音さえ吸い込まれてしまっていて、太陽光の当たる音さえ聞こえそうな天気だった。海岸沿いの国道を今度は40分かけて戻った。犬を連れた男や女、立ったままはるか沖を眺める年寄りや男たち。台風も地震も津波も無いのであれば一度暮らしてみたい場所だった。食料だけでなく、景色まで自給率の高い新潟県であった。
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