それでは、限界集落には打つ手がないのだろうか?
かかりつけである整体の先生に紹介された「ローマ法王に米を食べさせた男」にひとつのヒントがある。
石川県羽咋市神子原地区(はくいしかみこはら)は、65歳以上のお年寄りが50%を超える限界集落だった。2005年に「1年以内に予算60万円でこの地区を立て直せ」という難題に取り組んだ市役所職員の話である。
その方は高野誠鮮(たかのじょうせん)さん。
限界集落に若者を呼ぶ、神子原米のブランド化、UFOで町おこし、自然栽培でTPPに勝つ・・・・小見出しを並べただけでも面白そうでしょ。
特にいまはやりの市町村のブランド化については、もとテレビ局勤務の著者による一風変わったアイディアが面白い。神子原地区の底力を、NASAの技術を引っ張ってきたり、タイトルのようにローマ法王に関わったり。
内容はぜひ読んでいただきたい。
ここには、公務員さんの知恵をどう活かすのか、また役所にはどんな壁があるのかなども垣間見ることができる。それは民間企業にもある壁だが、市長と社長がミッションの違いが壁問題の解決方法の違いではないかと思う。
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