おもしろ菜園と木工ライフ

週末を利用し菜園と木工・仏像彫刻、時々山登りを楽しんでいます。 菜園は「男の隠れ家」、菜園の裏わざも紹介します。

ガレ、ゴーロ道の登りの歩き方は ズバリ、「千鳥足歩行」だ

2012年09月23日 | 登山
平成24年9月22日

▲御在所岳中道の地蔵岩

登山、クライミングの聖地、御在所岳(中道)で開催した、モンベルの登山技術講習会(スリング編)を受講した。
スリングの使った簡易ハーネスの作り方、使い方(支点・救助方法)を中心に、あわせて登山技術の説明を受けた。
スリングの使い方は従来より知っていたので、これといった新しい技術は得られなかったが、
ガレ、ゴーロ道の歩き方のヒントを教えていただき、これは大収穫であった。

今まで自分なりに工夫をした歩行方法を実践してきたが、
ゴーロ道の登りでは比較にならないぐらい楽に安全に登り下りすることができる。
この歩行方法が、数日後に行った槍ヶ岳登山に生かされる結果となった



さて、その方法とは
ズバリ、「酔っぱらいの千鳥足歩行」だ。

 説明しよう。
1.足は、前に踏み出すのではなく、斜め前方に踏み出し(右足なら右斜め前方へ)
2.べた足で着地、踏み出した足に全体重を掛ける。
3.つぎに、反対の足を斜め前に踏み出し、踏み出した足に全体重を掛ける。
  この繰り返しである。要するにスケーティングの要領である。
4.登りでは足を開いて歩くのが基本。山の斜面の角度がきつければ足を開く角度、
  斜めに踏み出す角度を大きくし(登る速度がダウンする)、緩ければ角度を小さくする(登る速度がアップする)
5.ステップアップの高さを極力小さくなるように足の踏み場を選ぶ。

 利点をあげてみよう。
1.山歩きは、「小幅で歩け」と言われるが、自分の歩幅はなかなか変えられない。
  そこで歩幅は変えずに斜め前方に踏み出すことによって、いつもと同じ歩幅で歩くことができる。
  結果的に、スローペース歩行となる。
2.登る際の前に進む距離が少なく、結果的に一歩いっぽの登る高さが小さくなり、足への負担が軽減される。
3.足を左右に広げて歩くことにより歩行が格段に安定する。
4.千鳥足歩行は斜め前に進むので、最後まで後ろ足裏全体に体重かかるので滑りにくいのである。
  前に進む際、後ろ足に体重をかけるが、かける方向が進行方向と同じでは、ガレ道やゴーロ道では滑る可能性が高い。
  (足裏の前部に最終的に体重が残るため。これを防ぐためにベタ足で歩くのだが)

  是非、お試しあれ。

  私に合うた歩き方が、他の人にぴったりと当てはまるとは限らない。
  登り、下りの歩行方法は実戦で会得するのが一番。

  あくまでも、ご参考まで


▲講習会受付

  
▲岩下りの実践風景



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