▲杓子岳から白馬鑓ガ岳へ向かう道より白馬岳を返り見る
北アルプス白馬三山縦走
【日 程】平成24年年7月27日(金)~29日(日) 2泊3日
【メンバー】ツアー登山 参加者37名、ガイド2名、旅行社1名 総勢40名
女性は約半数、うち山ガール1名、残りは山姥(ゴメン失礼)
小生は友人と2名で参加
【天 候】3日とも快晴に近い
【コ ー ス】
●1日目7/27 猿倉荘(1230m)16:10→白馬尻小屋(1560m)17:10(宿泊)
歩行時間:約1時間
●2日目7/28 白馬尻小屋5:00→大雪渓→小雪渓→白馬山荘(2832m)
⇔白馬岳頂上(2932m)11:07
白馬山荘11:32→丸山→杓子岳(2812m)13:26→鑓ガ岳(2903m)14:55→
大出原→鑓温泉小屋(2100m)18:00(宿泊)
歩行時間:約13時間
●3日目7/29 鑓温泉小屋(2100m)6:40→小日向のコル9:11→水芭蕉平→鑓温泉分岐→
猿倉荘(1230m)11:20
歩行時間:約4時間40分
【おすすめ持ち物】
●ウォームアップシーツ
寝袋の中に入れて使うものだが、肌触りが良くて暖かい。
テント泊だけでなく、寝袋を使わない小屋泊で是非使用することをすすめる。
小屋の布団は、湿気が多くお世辞にも清潔とは言えない。このシーツに入り込めば、直接布団に触れないので安心できる。
体感で2度くらい変わるのではないか思うので、
夏の小屋泊では布団は不要である。今回の小屋泊では布団はかぶらなかった。
友人と2名でツアー登山に参加したが、パーティーの人数の多さにびっくり。
それにしても総勢40名のパーティーはむちゃ
コースの時間設定もひどすぎる。このコースは通常4日、これを3日で縦走するのはきつい。
2日目のコースは通常2日間を費やすものだが、パーティー人数の多さもあって、我々はここを13時間費やして、ようやく鑓温泉小屋に18:00に到着したという有様。
鑓温泉に向かう途中に出会った山岳パトロール員も、この登山計画にあきれていた。
鑓温泉の手前にクサリ場や危険個所があり、我々が最後のパーティーとのことで、温泉までアテンドしてくれた。
おまけ
白馬鑓温泉からの下山途中に「はるな愛と梅宮アンナ」のロケ隊一行にすれちがった。
猿倉から白馬鑓温泉に向かうらしい。お疲れさ~ん
まあ、様々と悪いところもあったが、何よりも天候に恵まれ無事下山できたことに感謝!
■■7月27日■■
(7/27 16:10)
■出発地点の猿倉荘
(7/27 17:10)
■今日の宿泊地、白馬尻小屋に到着
■白馬尻小屋への到着をカモシカが出迎えてくれた
■到着直後の白馬尻小屋前にて
■■7月28日■■
(7/28 5:12)
■2日目、白馬尻小屋を5:00に出発 いよいよ大雪渓へ
(7/28 6:10)
■落石に注意しながらの大雪渓途中小休止 雪渓はかなりの傾斜がある。 雪渓上の黒い点は落石
■雪渓を横断
雪渓登行のアイゼンは、モンベルのチェーンスパイクを使用
夏の雪渓歩行には快適な軽アイゼンだ。
ブーツの上から靴下を履くかのような感覚で簡単に装着ができ、
全面にスパイク(爪)があるので雪上で滑りづらく安心して歩行できた。
スパイクをチェーンで連結させることによりブーツの屈曲に柔軟に追従し、まさに楽チンなアイゼンだ。
■白馬岳に向かう
■遠くの非対称にとがった白馬岳 その手前は白馬山荘
(7/28 10:10)
■白馬山荘に到着 白馬山荘にザックをデポして白馬山頂に向かう
(7/28 11:07)
■白馬岳頂上 これから杓子岳に向かう
■白馬より遠くにがかすんで見える剣岳
(7/28 13:26)
■杓子岳頂上 頂上に立ったという感慨はまったくない。
だから、杓子岳に登らずにトラバースする道があるのか?
杓子岳へは歩きにくい長いガレ場の道だ
■杓子岳の頂上付近に咲くこまくさ
小さくて可憐な高山植物だが、
岩ばかりの厳しい環境に自生し、強風にも負けない力強い花。
ガレ場で咲くこまくさは高山植物の女王の名にふさわしい。
■白馬よさらば 杓子岳に登頂後、下山道から見る白馬岳
■杓子より鑓に向かう
■鑓ガ岳に向かうガレ場の登山道
■鑓ガ岳頂上(7/28 14:55)
(7/28 18:00)
■鑓ガ岳から3時間、途中、クサリ場や危険箇所を抜けて今日の宿泊地、鑓温泉に到着
写真中央の四角い建屋は脱衣室
■白馬鑓温泉(はくばやりおんせん)は、白馬鑓ヶ岳中腹の標高2,100メートル地点にある硫黄泉。
立山のみくりが池温泉や八ヶ岳の本沢温泉に次いで高所にある温泉だ。
天然湧出量(毎分760リットル)で、溢れ出したお湯は沢に流れ込んでいる。
早速、荷物を置いて白馬鑓温泉露天風呂につかる
この露天風呂は19:30から女性専用となる。
ヘッドランプランプをつけて真夜中に入る人もいる。
■■7月29日■■
■3日目、7/29 鑓温泉小屋(2100m)を6:40に出発 猿倉荘へ向かう
鑓温泉小屋から猿倉への下山道も一部危険個所もあり、決して楽な道ではない。
猿倉へ到着後バスで帰路につく。