小春日和の昨日
愛読している
月刊誌「家庭画報」の企画された
「京都・建仁寺での特別茶会」に
参加させていただきました
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待合のお部屋に掛けられた
竹田益州老師の掛物
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法堂にて
建仁寺庶務部長 浅野様の楽しいお話を伺いながら
天井に描かれた「双龍図」を拝観
二頭の龍が描かれている天井図は
とても珍しいのだそうです
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方丈にて
本番さながらの厳粛な雰囲気の中
四頭茶会を体験させていただきました
昨年
4月20日の四頭茶会に
初めて参加させていただいた時の感動が
よみがえりました
また今年は
栄西禅師八百年遠忌にあたります
このような特別な年に
再び栄西禅師の元で
お茶をいただけることのありがたさを
しみじみと感じながら
差し出した天目茶碗にお湯が注がれ
目の前で点てていただいたそのお茶を
ゆっくりと飲ませていただきました
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方丈前のお庭
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お昼は
京料理の老舗「瓢亭」の
ご主人と息子様によって再現された
250年程前の江戸時代の精進料理をいただき
その後
お膳を変えて
茶懐石のお料理をいただきました
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建仁寺の塔頭の一つ 両足院
両足院副住職 伊藤様が
両足院とお庭について
その意味から歴史まで
とても丁寧にお話し下さいました
伊藤さまが
とても美しいお坊様なので
私はみとれてしまって
せっかくのお話も
半分くらいしか頭に残っていないのですが・・・
「両足院」の「両足」というのは
”足”の意味ではなく
「両方足りている」
すなわち
「智慧と慈悲」の両方を兼ね備えた存在である
「仏様」を表しているのだそうです
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両足院にあるお茶室 臨池亭
六畳のお茶室「臨池亭」にて
藪内流若宗匠 藪内紹由様による
お茶席で
薄茶をいただきました
唐物を飾るのにふさわしい
柿の木で作られた
凝った細工のお棚が
とても印象的でした
また
お点前も
武家のお茶らしい凛々しさがあり
興味深く拝見させていただきました