茶道には
本然の目的・意義・その正流がある
茶道の「あるべきよう」を知るためには
昔からの本当の茶人の言行・著述・好み物・伝統を調べて
実践修行してゆくことが必要である
また
古人の作ってくれた既成の作法・形式を
まず謙虚に正しく稽古することが大切
そして
茶道の文化財としての茶席・露地・茶器などを
鑑賞したり使用したりすることにより
先哲の芳躅を攀(よ)じる(=向上する)ことができる
以上
「茶道の哲学」久松真一(講談社学術文庫)
P 139~P152からの抜粋です
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