今日は
久しぶりに曙会のお茶席に参会いたしました
九月に入り
朝晩は急に過ごしやすくなり
御堂筋界隈の空も
すっかり秋めいて参りました
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今月の懸釜ご担当は
高橋茶錦堂様でございました
寄付には
堀内家九代的斎の
画賛 富嶽千秋雪
本席の床には
不識斎一行 千羨万羨西口水
点前座には
大層小ぶりな唐銅朝鮮風炉に
旅卓がすっきりと取り合わせてございました
茶杓は
不仙斎作 銘重陽
厳しかった夏の記憶も徐々に遠ざかり
いよいよお茶の季節が到来する予感を
感じさせるような
お道具組を愉しみながら
美味しいお茶を二服
頂戴いたしました
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湯木美術館では
開館30周年記念
「湯木コレクション選」が始まっています
昭和49年の吉兆庵光悦会における
道具組を中心に
名品の数々が展示されています
一昔前ならば
決して私たちが目にすることはかなわなかった名品を
気軽に見ることができることは
大変ありがたいことです
その道具の使われた茶会を
頭の中で色々想像しながら
一つひとつの道具をゆっくりと拝見させていただきました
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