今日は
大阪市中央区にあります
坐摩(いかすり)神社にて
表千家大阪青年部研修茶会に
参会させていただきました
青年部では
表千家茶道を学ぶ18歳から45歳までの
若い世代の方々が集まり
交流を深めると共に
様々な活動をされています
6年ほど前に
社中のMさんが入会されたことを機に
私も研修茶会のご案内を
いただくようになりました
大阪青年部は
昨年創立10周年を迎え
ますます充実した活動を
行っていらっしゃるようです
今年は
社中から新たにUさんがご入会され
研鑚を積まれることとなりました
本日は
濃茶席と薄茶席が用意されていました
濃茶席の兜ィは
南宗寺・田島碩應老師(吹毛軒)の一行
「一華開五葉」
琵琶床には
木目込みの鶏が飾られていました
後見の方は
お若くとも
とても落ち着いたお話ぶりで
手際よく運び出されるお濃茶も
大変美味しく練られていました
薄茶席では
正客の座を皆様が遠慮なさって
係りの方が困ったあげく
「席が始まりませんので助けて下さい・・・」
と仰るので
若輩ながら正客を務めさせていただきました
兜ィは即中斎宗匠の横物「和」
その前に置かれていたのは
トルコブルーの花入れに
黄緑の葉が鮮やかなクマガイソウ
美しい紙釜敷きの上には
煌びやかなベンチャロン焼の香合
棚は
菱餅の形を連想させる
珍しい青漆爪紅菱棚
旧暦三月に因んでということでしょうか
取り合わされた水指はマイセン
青年部会員
川端宏房氏作の
色とりどりの炉縁には
同じく会員の方に所縁のある
人間国宝・角谷一圭作の透き木釜が
いかにも春の風情で
取り合わされていました
異国情緒豊かな数々のお道具と
青年部会員の方々に所縁のある
由緒正しきお道具が
随所にバランスよく取り合わされた
心弾むお席でございました