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本日は
曙会の月釜に出かけて参りました
9時前には到着しましたが
既に大勢のお客様がお越しになっていて
残念なから
一席目には間に合いませんでした
まずは
曙会世話人の方々にお会いして
先月の御礼を申し上げました
早速受付をすませ
お箱や会記の置かれた
待合床の拝見から
扇面に
「住吉おどりの画」
そう言えば
お席主は堺の方と
お聞きしていました
住吉さんのお祭りかしら?
と思いながら
別床に移りますと
そこには
瑞々しい早苗の入った枡
そしてその横に
彩り美しい仁清写の
笛形花入が…
なるほど!
”御田植神事”の祭事
だったのですね!
ご亭主のお心
しかと受け止めました
しばしあって
ご案内を受け
茶席に入りますと
真っ先に
目に飛び込んできたのは
長板の上の
瓢形南鐐水指
涼しげな佇まいが
上品で気品があります
今日のお席主
山縣義恵先生は
曙会で掛けられるのは
初めてなのだそうですが
大覚寺などで
何度か懸釜されておられるので
お運びの方々も
よく慣れていらっしゃるようでした
お使いいただいたお道具は
いずれも格の高いものでありながら
威圧感を感じさせず
女性らしくはんなりと
気品があって
まさに
山縣先生のお人柄が表れている
お取り合わせでございました