本日の曙会ご担当は
釜師の角谷征一先生でした
いつもより早めの
朝8時40分頃に参りましたが
早朝より大勢の方が来られていて
2席目に入らせていただくことになりました
寄り付きに
先代の人間国宝角谷一圭氏筆の一行が
鰍ッられていました
本席では
蕪形の花入
唐銅の紅鉢
そして
沈金の蓋置に
先代の作品が使われていました
紅鉢には
当代征一氏作の
すっきりとした形の釜が掛かっていました
荒川豊蔵のお茶碗をはじめ
撥鏤の茶杓など
同じく人間国宝の作家さんの美しいお道具が
数々取り合わされ
眼福にあずかることができました
湯木美術館に足を伸ばしました
「きれい」寛永×「いき」元禄
くらべて見える江戸茶の湯文化
本日
特に印象に残ったのは
「浪華名所図屏風」でした
大阪美術倶楽部にある
緞帳のデザインにもなっている
元禄時代の大阪の様子を描いたものです
淀屋橋や天神橋・天満橋など
現代にも伝わる
多くの橋とその界隈が描かれ
とても興味深く拝見しました
もう一つ
興味深かったのは
江月宗玩筆 墨蹟「什麼」
読み方は
「じゅうも」
又は
「いんも(恁麼)」
意味は「どんな」
又は
「このように」
この二文字の後に
正確には覚えていないのですが
「天と地の始まる前に
説明できない物があった」
というような意味のことが
書いてありました
聖書にも
現代物理学のビッグバンにも
通ずるような内容のことが
江戸時代に書かれていることに
とても興味をそそられました