今日は
口切の稽古茶事をしました
お客様は
お弟子さん六名
青窒ノあらためられた枝折戸を通り
清々しい気持ちでお席入り
「鶴舞千年松」
東大寺寛秀師
壷 橋立写
棚に
羽根・香合を飾った
初座の点前座
初炭
点心
茶の一年があらたまる目出度さと
晩秋の季節感を表してみました
主菓子 霜月 鼓月製
この後
中立ちの時間を利用して
皆さんと一緒に
茶壺の口切をして
壷からお茶を出してみました
小刀で
茶壺の口のまわりの
少し窪んでいるところをぐるりと切っていき
蓋をあけた瞬間
新しいお茶の何ともいえない香ばしい香りが
壷の中からぱあっと広がりました
臼でひく前のこの状態のお茶を
碾茶(てんちゃ)というそうですが
とても薄くて
さらさらした感じです
詰め茶の中から
濃茶の入っている和紙の袋が見えてきました
お茶の入日記は
張り替えるものではなくて
お茶を詰めるたびに
張り重ねていくものだということを
今回
上林春松本店の奥様に教えていただきました
紅白椿
赤はことじ椿
白は白嶺
濃茶
後炭
干菓子 山川 松葉
薄茶