表千家一期一会

表千家北山会館 特別展

表千家北山会館では

特別展 家元に伝わる茶の湯の道具(二)
表千家歴代ゆかりの棚と水指

が11月30日まで開催されています


北山通りは
イチョウが綺麗に色づき
風に舞っておりました




私は
あまり高価なお道具は
持ち合わせていませんが

お稽古では
季節に合わせて
できるだけ家元のお好みに添った道具の写しを使って
皆さんにお勉強していただけるよう
心がけています

今日は
社中の方々と連れだって参りましたので

普段のお稽古でお馴染みの道具の
本歌がどのようなものなのか
ご一緒にじっくりと拝見させていただきました


利休所持 瀬戸捻貫水指

江岑棚 と 三木町棚

溜二重棚 や 好文棚 など


お稽古で見慣れている棚や水指の
本歌を目の当たりにし

あらためて
お茶の道具の美しさに
心を揺さぶられました


今回特に目を楽しませていただいたのは
2階展示室に並べられた
即全さんと当代善五郎さんの
干支水指でした

干支の動物たちが
あまりにリアルに表現されていて
思わず笑ってしまうような水指も
いくつかありました


ただ
干支の最後の猪のところへきて

金襴手 猪目 松樗~


この水指は
どこに「猪」がいるのか
さっぱりわかりませんでした


おたずねしますと
「猪目(いのめ)」というのは
日本に古くからある
ハート型に似た文様のことを言うそうで

あらためて見ると確かに
左右対称のハートに似た柄が
画かれていました


地階では
「表千家歴代ゆかりの棚と水指
~その歴史と変遷~」と題し

中村昌生氏
永楽善五郎氏
熊倉功夫氏

以上三人の先生方による
鼎談のビデオが上映されていました


台目構えにおける釣り棚も
ある意味
茶の湯棚の分身とも考えられるというお話が
とても興味深かったです

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