表千家一期一会

国宝曜変天目と油滴天目


今日は
予定していた「お茶の作法一日体験」のお申し込みが
一人も無かったので
昨日の段階で中止とさせていただきました

今朝になってお電話をいただいた方には
本当に申し訳ありませんでした

例年3月と9月に実施させていただいており
毎回 広報に出されるとすぐに
何件かお申し込みをいただいていましたが  
今年は都合で11月に日程変更していましたため
季節柄 皆さん他にご予定がおありだったのでしょうね




というわけで
思いがけず空き時間ができましたので

今日は雨の中
2つの国宝天目茶碗を見に
大阪市内に出かけてきました 


まずは
大阪市都島区網島町にあります
藤田美術館



こちらには
国宝 曜変天目茶碗が展示されています 

正に宇宙の縮図を思わせるこのお茶碗は
何度見ても 
その神秘的な美しさに
心が吸い込まれます


「生誕170年 没後100年
藤田傳三郎の想い」
と題された今年の秋季展では

傳三郎氏の想いを引き継いだ
長男平太郎氏や次男徳次郎氏らが
大正時代に購入した作品や
茶会で使用した道具が展示されています

大正9年11月11日に開かれた
鷹ケ峰光悦会での道具が展示されていました

あこがれの光悦会
私はまだ行ったことがありません

いつか
その茶会に参加できる機会が訪れたらいいなあと
思っていますが

本日は
奇しくも今から92年前の
ちょうど同じ11月11日に開かれた
光悦会の道具を拝見することができ
その日の茶会に思いを馳せることができたことは
何かの導きのようで
うれしく思いました

秋季展は12月9日(日)まで開かれています



美術館で目を楽しませた後は
向かいにある太閤園で日本庭園を眺めながら
ランチをいただきました


藤田美術館の入場券の半券を提示すると
ランチが一割引でいただけますheart



お昼ごはんの後は
中ノ島の
東洋陶磁美術館に行きました



こちらでは
開館30周年記念企画展として

 「国宝飛青磁花生けと
国宝油滴天目茶碗 伝世の名品」

が開かれています


国宝油滴天目茶碗に付属する
天目台3点も
展示されていました

これらは全て
南宋の時代の作ではあるものの

始めから茶碗に添っていた物でははなく
その時々の所有者によって
日本に来てから添えられたものであるということを
今回初めて知りました

また
覆輪を取り外しして
楽しむことのできる天目茶碗も
今回初めて見て驚きました


企画展は12月25日(火)まで開かれています  







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