表千家一期一会

第20回三溪園大茶会


横浜市にある
三溪園では
11月21日と22日の二日にわたって
三溪園大茶会が開催されました

三溪園は
実業家・原富太郎(三溪)により
明治39年に公開された広大な日本庭園です

園内には
京都や鎌倉などから移築された
重要文化財の建造物が
いくつも建てられています

昨日は
いつか行ってみたいと思っていた
その三溪園に
茶友や社中の方々と共に出かけ
第20回三溪園大茶会に
参加させていただきました


庭園そのものの
圧涛Iなスケールの大きさと

五流派による
自由闊達な茶道の競演そして饗宴に
身も心も遊ばせながら

お持て成しいただく幸せと
非日常の豊かな時間を
心ゆくまで満喫させていただきました







東へと向かう
早朝の新幹線の車中
美しい富士の姿が
この旅を祝福してくれているようでした



午前10時頃
三溪園に到着

門をくぐるとすぐ
一枚の日本画を見るような
美しい景色が目に飛び込んできました



まずは
表千家同門会神奈川県支部席へ向かいます

この山道を
お道具を持って運ばれたのかなと
ご準備のご苦労を想像しました




待合は
茶室の外でしたが

暑くも寒くもなく

人里離れた山中での
穏やかな時間の流れの中で

お席を待っているひとときを
これからいただく一服を楽しみに
ゆったりとした気持ちで
過ごさせていただきました

それにしても
お天気で良かったです

こちらの
「月華殿」は
伏見城の遺構なのだそうです


一旦解体して
京都の伏見城から海路で運ばれ

この山の上でまた組み立てられたという
その労作を思うだけでも
圧唐ウれます


お席は
表千家所縁の由緒ある数々のお道具と
エキゾチックなイスパノモレスク皆具の
取り合わせが面白く
宗匠直々のお点前により
格調高い一席でございました





臨春閣では
武者小路千家神奈川官休会のお席に
入らせていただきました

直斎好 矢筈

というお棚を初めて拝見しました

点前の最後に
矢を射る時のイメージで
柄杓を飾るのが印象的でした


臨春閣は
紀州徳川家別荘の遺構だそうです

臨春閣では
裏千家淡交会横浜支部のお釜も
鰍ゥっていましたが
「2席待ち」ということで
残念ながら諦めて

白雲邸の
江戸千家宗家家元席へ向かいました

白雲邸は
原三溪の隠居所だったのだそうです

若宗匠のお点前で
お茶をいただきました

表千家と所縁の深い
江戸千家様のお点前を
大変興味深く拝見いたしました


その後
点心をいただいて

最後に
鶴翔閣での

遠州茶道宗家家元席(立礼席)に
入らせていただきました

無限大∞を表現したと言われる
立礼卓 天籟

がとても印象的でした









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