今日は一人で
大徳寺月次利休忌茶会に出かけて参りました
いつもよりは
少し遅めの9時半ごろ
聚光院の門をくぐりました
いただいた番号札は
83番でした
10時に
法要が始まりました
お焼香をしてお参りした後は
新緑の庭から吹いてくる
爽やかな薫風を感じながら
堂内でお席の時間を待ちました
心の通う茶友に出会って
言葉を交わすのも
お茶会の楽しみの一つです
1月にお出会いして
このブログにも書かせていただいた
「つや子さん」にも再会しました
先日の
知恩院献茶のお席で
御世話になった先生にもお会いして
御礼を申し上げ
お茶会常連の茶友とは
数寄雑談に心がはずみました
一人になって
庭に面した廊下に座り
持参したお気に入りの本を読むのも
心安らぐひとときでした
聚光院閑隠席の掛物は
覚々斎筆 竹画賛
太く勢いのある竹の画の余白に
「こんな竹の花入れを作ってみたい」
といった意味の賛が書かれていると
説明がありました
床柱には
了々斎作 尺八掛花入
なんだか
ユーモアを感じる取り合わせだと
思いました
入っていた白い小花は
「ハゼ」という名前と聞きました
興臨院
寛澄侑子先生のお席でした
寄付きの掛物が
即中斎筆 三宝柑画賛 薫風
京都では桜も終わり
初夏の気配を感じるものの
まだ風炉の季節には少し早い・・・
そんな難しい今の時季に
ちょうどぴったりの掛物と感じました
本席は
而妙斎筆 千山添翠色
釣釜は「大黒」
鐶付は鼠だとか
点前座にあるのは大壷水指?
と思いきや
「酒会壷」という
少し変わった形の水指でした
客が席入りすると
まず
弘入作赤楽の田楽箱に入った主菓子が
次々に運ばれてきました
ご亭主の
おおらかなお人柄が
お話ぶりだけでなく
お道具からも感じとれる
楽しいお席でした
お席の終わった後に
ご挨拶に参りましたら
「12月の曙会の!」と
すぐに思い出して下さったことが
とても嬉しかったです
ご縁をいただいた方々との
たくさんの一期一会
そして
自分自身との一期一会
「お茶をのむ」という
たったそれだけの中に
多くの喜びと学びがつまっていることを
あらためて感じつつ
自分の修行として
歩んでゆく斯の道を
照らし導いていただけるよう
利休様に願い
墓前に手を合わせました