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企業経営にとっての「誠実さ」とは-本

2012年10月15日 09時50分08秒 | 学習・研究支援
高 巌
『「誠実さ(インテグリティ)」を貫く経営』

この本の説明
出版社 / 著者からの内容紹介
経営の誠実さ(インテグリティ)の追求は、
企業が常に向きあい続ける問題だ。
それは、企業競争力の源泉ともなる。
企業不祥事問題に取り組む「行動する学者」が、
問題の深層と、企業が取り組むべき真の課題を論じる。

内容(「BOOK」データベースより)
「このくらいはいいじゃないか!」
がいつか破綻につながる。
耐震偽装、ライブドア問題等で改めて問われる企業のあり方を、
コンプライアンス、CSRの第一人者が問う。


この本の情報
単行本: 286ページ
出版社: 日本経済新聞社 (2006/03)
ISBN-10: 453235207X
ISBN-13: 978-4532352073
発売日: 2006/03

レビュー1
一読しておいて損はない。 2006/5/18
By ふむふむ


CSR関連書籍は始めて読みましたが、
「企業に社会的責任はあるのか」という問いに対する筆者の整理は、
私にとって理解しやすく、興味深いものでした。
また、本書の後半に各企業の取組事例が紹介されています。
企業人にとっては他人事ではないと思える内容ばかりであり、
一読しておいて損はないとおもいます。

今こそIntegrityが重要 2006/9/1
By hbspmd トップ1000レビュアー

本書は「CSR」「コンプライアンス」
「ビジネスエシックス」の分野で第一人者と言われる
麗澤大学高(たか)教授(同大学企業倫理研究センター長)が、
最近までの研究及び経験を纏めたものである。

表題だけを見ると精神論的な印象を受けるかもしれないが、
その内容は極めて今日的であり、
頻発する企業不祥事や一部の拝金主義的な風潮を見ると、
企業として一本筋の通ったプリンシプル「誠実さ」の重要性と、
それに対する社会の認識水準の向上の必要性を共に感じる。

日本も徐々に「契約社会」になりつつあるのかもしれないが、
日本の社会において「契約」に比して
「信認」(信頼)が非常に重い意味を持っているという記述は、
「プロ」の定義と共に改めて再認識させられる。

単に法律に違反すると
社会的に制裁を受ける度合いが
従来に増して格段に高まって来たという程度の認識ではなく、
社会と企業の関係はどうあるべきなのか、
という根源的な問いに対する答えを持たなければ
企業経営は成り立たない、ということを感じさせてくれる。
企業経営者は勿論、
CSRや企業倫理という分野に関心を持つ方には非常に参考になる書である。

この本は、2009年7月17日(金)10時21分に
S幌s2j店で105円で購入したものです。