無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

「富山市議の政務活動費不正受給問題」

2016年09月12日 23時28分07秒 | 時事問題
昨日は、94人の方々にアクセスをいただきました。有難うございました。

さて今日は、議会において、一般質問のため登壇しました。
質問項目は3点。
1 工事請負約款の内容について
2 引きこもり対策について
3 一般個人住宅の耐震化について
です。

1については、公共工事の契約については、工事名、金額、工事期間及び工事の内容についてのみであり、詳細の約定についてはこの工事請負約款に記載してあるとに事。また、資材や労務単価の変更により工事費が増額された場合、変更前工事費残の1,5%までは受注者が負担し、残りの増額分については発注者である市が負担することになっているとの答弁。不公平ではないかとの質問については、法律等で決められており、仕方がないとの認識のようです。
2については、現状把握が難しい問題。保健福祉事務所などの関係機関と連携し、困っている保護者などを今後とも援助していきたいとの回答。もっと十分な周知活動をすることを要望。
3については、耐震診断の個人負担が8千円、市の負担が15万円程度となっていること。耐震工事については、工事金額の2分の1で上限は100万円の支援策があること。また、他の福祉関連の住宅改修工事補助金との組み合わせもできるとのこと。
これについても、市民に対して十分な周知徹底を要望しました。

先日来、テレビや新聞報道で「富山市議の政務活動費不正受給問題」が報道され、辞職した議員も数名いるとのこと。
今後、増える可能性も指摘されていました。

私は政務活動費に疑問を持っています。
本日、夜の報道番組で「議員報酬は生活費、政務活動費は議員が活動するための経緯費」であるかのように説明されていました。
確かに法の趣旨に則り使用している議員もいるとは思います。
しかし、いかなる議員も「議員報酬の中で、生活し、勉強をし、研鑽を摘むべき」と思っています。
なぜなら、家具建具職人であった私にすれば、技術の習得・道具購入・研修の受講料を自分で支払っています。
多くの国民・市民は、自分のスキルアップの費用を自分で捻出しているのではないでしょうか。
他人が支払ってくれているのは、公務員と議員位なものだと私は思っています。
政務活動費を利用し、市民のための条例案の一つでも成立させたのならまだしも、アチコチに「研修」と称して見学旅行に近いものを行っているだけでは、政務活動費の意味がないのではないかと考えています。
議員一期目の私は、先輩の指示に従い、この「研修」旅行を行いました。
幹事として、「どのような研修項目をするか」「そのためにはどの市が最適か」「費用は大丈夫か」などを真剣に考えて、当時の会派のメンバーに提案しました。しかし、他議員の反応は「どこでも良い」「風光明媚なところを頼む」などでした。
このような経験から、「政務活動は自分のお金で調査研究しなければ身にならない」と感じ、もう約10年、政務活動費を使用せず、議員活動を行っています。

ここまで、不正の発覚した富山市議会は、岐阜県山縣市を見習い、「政務活動費の廃止」を選択すべきではないでしょうか?

国内にこのような恥ずべき事件があると思えば、懸命に復興に向け頑張っている九州の人々、特に熊本の人々です。我々東北人もこの5年半頑張ってきました。しかし、まだまだです。
ですからこのような不正、本当に許せません。
「頑張れ熊本、頑張れ九州。頑張ろう福島」