無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

給食費無料化は、裕福な家庭への支援なのか?

2018年09月13日 17時53分57秒 | 議員活動
昨日は、163人の方にアクセスいただき、ありがとうございました。

本日午前中、9月定例議会最終日の本会議があり、全ての議案が可決されました。
なお、請願2件のうち「給食費無料化」については反対多数で否決されました。


この「給食費無料化」について、一言申し上げたい。
今回、反対討論者の「貧困家庭については、要保護・準要保護家庭として就学援助している。給食費を払える家庭まで援助する必要はない。それを行うくらいならば子ども食堂に支援をいたほうが良い。だから、反対です。」との意見でした。


多くの皆さんが考えるご意見なのかもしれません。しかし、よく考えてほしい。小中学生を持つ保護者はその多くが両親で仕事をし、家庭での食事に気を使い、習い事をさせている。この負担を少しでも減らしてあげられなければ、次の子供をもうけようとはしないでしょう。就学援助家庭への援助制度はわかっています。請願者の言葉が足らないのかもしれませんが、子育てをしているすべての家庭を支援したいのです。
たとえは悪いのかもしれませんが、反対討論者がいう普通に給食費を支払える裕福な家庭を支援する必要があるのか、というならば裕福な家庭の方が高級な噴火や芸術に触れることを目的とした「コミネス」の運営補助年間約2億円を支出する必要があるのかと私は思うのです。
給食費の無料化は、子ども達を持つ保護者すべてへの一律の支援になりますが、コミネスでの観劇等の利用者はこれこそ市民の一部であり、これを訓佳芸術の向上のため支援するというならば、このまま子供たちが減少していくのを指をくわえてみていくつもりなのかと言いたい。
子育て支援は、保育園の増員なども必要でしょうか、多方面での支援が必要だと思うのです。
市民の皆さんはどう考えるのでしょうか。


市民の皆さん、よかったら9月23日に開催される「市民の声を聴く会」に出席していただき、ご意見を聞かせていただけば幸いです。