無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

チェルノブイリの真実を知る菅谷松本市長への脅迫と講演中止

2012年01月26日 07時16分50秒 | 福島原発事故 放射能汚染
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長野県の菅谷昭松本市長は、医師としてベラルーシで放射能被曝により甲状腺がんを患った子どもたちの医療活動をされた経験がある方だそうです。私も福島原発事故後、菅谷松本市長の「ぼくとチェルノブイリのこどもたちの5年間」を読ませていただきました。また、この医療活動にあたり、長年勤務された病院を辞め、その退職金で無償活動をされたそうです。その無欲な生き方に心から感動致しました。

 現在、日本全国の自治体が原発事故による自主避難者を受け入れてくださっています。中でも、松本市を目指す自主避難者は、菅谷市長を信頼しての行動ではと推測させていただいております。各自治体の自主避難者受け入れに対し、心より感謝を申し上げます。ありがとうございます。

 さて、菅谷昭松本市長は予定していた横浜市での講演を中止されたそうです。その理由については、主催者である「横浜の子どもたちを放射能から守る会」HPにありましたが、その内容に驚きました。

 脅しとも受け取れる出来事があり、身の危険を感じての中止だということです。

 このような行為は、経済産業省前で行われている「ふくしまの女たち」の抗議活動に対してもあるようです。昨日、主催者のHP経産省前テント(※先ほどから突然アクセス不能となりました)を拝見し、その事実を知り、その理不尽さに驚きました。無力・無抵抗な女性たちに対しての圧力や脅迫行為に対し、我々福島県民は無関心でいのか? 我々の怒りの代弁者である方々への攻撃は、福島県民への攻撃であります。

マスコミが報道しない「ふくしまの女たち」への威圧行為をユーチューブで見ました。このような車が数十台にもなることがあるとか。

その時彼が現れた~経産省前テントひろば


 私たちは、巨大地震に襲われました。その恐怖の後に崖崩れや津波が起こり、たくさんの人命が失われました。そして、福島県民を次に襲ったのは福島原発事故です。これまで、どれだけ不安を抱え過ごしてきたか?白河でも家屋崩壊は多く、次々と住宅が撤去されています。避難を余儀なくされた警戒区域の方々の苦しみ。そして、高放射能地域で、外に子どもを出すこともできずにいる親たちの苦しみ。余震の恐怖と放射能の恐怖の中で過ごしているのです。これを知りながらの脅迫行為に対し、怒りを感じています。

 どうしてマスコミは何も報道をしないのでしょうか?

 先日見たチェルノブイリ事故10年後のドキュメンタリーフィルムに登場したベラルーシの人の言葉が思い出されます。
  「私たちは国に見放された」
 
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
市長 (松本市に自主避難中)
2012-01-26 13:21:05
松本市の幼稚園に息子が通ってますが、毎日自園給食です。食材はなるべく長野県や地元産を使っているし、県外のものはきちんと検査をして下さって、とても有り難いです。松本市の危機管理室の方々も避難者に対し親切に対応して下さって助かります。
避難者同士の交流会も定期的にあり、母子避難ですが孤立せずに過ごせています。
市長さんへの脅迫行為、残念です。
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Unknown (pi-mama)
2012-01-29 00:42:46
残念ですね。同じように、脱原発を声高に発信している落合恵子さんも「殺すぞ」という脅迫があることを、雑誌クーヨンで記事にされていました。
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