無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

賠償対象外の白河市で、8.859マイクロシーベルトの放射線数値!

2012年01月08日 07時12分36秒 | 福島原発事故 放射能汚染
昨日、家庭菜園用ビニールハウスのビニール交換を行いました。まだまだ使える状態でしたが、原発事故によりセシウムが付着したかと思うと気分が悪いので交換しました。

 まず、ハウス内にシートを敷き、交換の際にセシウムが落ちないように注意しました。全部はずした後は、塀に接していた部分の放射線数値を計測し、除染を行います。

 この部分は、まだ除染していなかったので高い数値だということは推測できましたが、想像以上の高い数値でした。




8.859マイクロシーベルトです。


2坪ほどの小さなビニールハウスですが、屋根から落ちる雨や雪によりセシウムが溜まったためだと思われます。驚きましたが、土を削るしか方法はありません。最初は数センチの土をシャベルで削りましたが殆ど数値は変わりませんでした。今度はスコップを使い10センチほど削りました。




タバコの箱の背丈以上に削っています。これで、0.594マイクロシーベルトまで下げることができました。

8.859マイクロシーベルトが除染により、0.594マイクロシーベルトになりました。


削った土の量はかなりのものとなり、自宅2カ所に汚染土の山が出来上がっています。





除染後、数値を確認し、ビニールを被せます。今までは、この小さなハウスで冬の野菜の栽培をしていましたが、今年は何も植えていません。

除染した場所は、10センチも凹んでいますので、ミカンや野菜の皮を埋め、ハウス内の土を被せました。最初ハウス内の数値は0.33前後でしたが、少し削ると0.22マイクロシーベルト程度まで下がりました。

セシウム134の半減期を考えると、1,2年後にはもっと減少するでしょう。その間、汚染されていない野菜ゴミ等で土をつくれば、もっと減少できるかもしれない。野菜の栽培ができるかもしれないという希望を感じました。

さて、久しぶりに室内の数値も計測しましたが、特別なことはしていないのに少し減少していました。例えば一番低い場所は風呂場ですが、前回は0.17程度だったのが、0.155程度になりました。庭は、枯葉が落ちているためか減少は見られません。枯葉を集めた後に再度測定したいと思います。

セシウムは、龍角散のようなものだと思います。掃除機やほうきでは舞い散ってしまうのではないでしょうか。濡れた雑巾で拭くのが一番効果的だと思います。

室内を0.1以下にすれば、年間被曝量1ミリシーベルト以下への希望が出てきます。定期的な放射線数値の計測と、日々の掃除をお勧め致します。また、内部被曝を防ぐことは重要なことです。今年は、県民全員の内部被曝検査が行われるように要望をしていきたと思います。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
放射線・除染講習会 (同級生)
2012-01-12 13:34:44
福島県主催の放射線・除染講習会ですが、
今週、町内会の会合に参加したとき、うちの町会会長とか知らなかったよ。

http://www.pref.fukushima.jp/nuclear/info/111222.html

通学路の除染活動を町内会で、範囲とかどんなやり方をするのか討議しました。
上記の講習会が町内会に周知されてないのは市役所の怠慢なのかな?
返信する
このまま (白河市民)
2012-01-13 12:34:43
損害賠償審査会で白河市が対象地域にならなかった件、このままうやむやになりそうで悔しいです。実害の大きい白河市が東電に直接損害賠償を請求できないのでしょうか?
返信する