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2012年01月27日(金)、郡山市で行われた第21回原子力損害賠償紛争審査会を傍聴しました。短い動画ですが、宜しければご覧ください。まずは、審査会が始まったところ、文部科学副大臣の挨拶です。報道陣の後ろにいたために、なかなか割りこめず、最初は報道陣を撮影していますが、この審査会の雰囲気をお伝えできると思います。
2012年01月27日(金)、第21回原子力損害賠償紛争審査会傍聴 ?
審査会には、佐藤雄平県知事と警戒・計画的避難各区域十二市町村の首長らが参加。その中で、南相馬市の桜井市長の説明の一部の動画です。大変に衝撃的な内容でした。
2012年01月27日(金)、第21回原子力損害賠償紛争審査会?
最後は、福島県知事が登場しました。
2012年01月27日(金)、第21回原子力損害賠償紛争審査会傍聴 ?
南相馬市の桜井市長の説明の中で、「14日、市役所に自衛隊が入り、100キロ避難指示を出したために、役所は崩壊状態となった」という言葉に驚きました。これを政府は認めていないようですが、では何を根拠に自衛隊は100キロ離れるように言ったのか?100キロ避難が必要となれば、白河市民も無関係ではなかった。この事実について、政府を追及しなければならないと思います。また、南相馬市が国と連絡をとったのは17日。この間、20キロ圏内に避難指示が出されたが、南相馬市には指示がなかったし、はずされていたそうです。このような中で、桜井市長は独自にリーダーシップを発揮されました。緊急時、国や県に無視され孤立した場合、このような独自判断ができなければ、市民を危険に陥れることになります。南相馬市は、市民を救うために弁護団を準備するそうですが、このような姿勢は重要ではないかと私個人は考えます。
もう一つ、桜井市長の言葉で印象的だったのは、「今、自治体がメルトダウン状態」という職員の精神状態を表現したものです。南相馬市では、職員110人が早期辞職をしたそうです。津波に襲われ、11日の夜「助けて!」という声により7名の命を消防団が救ったそうですが、その後の原発事故により捜索が困難となりました。捜索ができないという苦悩、その後悔の念が、今も市民を苦しめていることを知りました。
飯館村の菅野村長の「人の心が荒廃している」という言葉が印象的でした。説明の最後には、「道路に金をかけている時代ではない。人の心に寄り添うこと、除染にお金を使ってほしい」は、放射能汚染に苦しむ福島県民の多くの心の叫びを代弁しているようでした。
他、各首長の説明を傍聴して感じたことは、
*福島全域が、審査会の現場無視の机上の線引きにより分断され、住民の心までもがズタズタに分断されてしまった。市の中での分断は、市民間に不公平感を生んでいる。田村市長は「お金によって絆が分断されている」という表現をされていました。
*避難先で仕事を見つけ働く者には、10万円が支払われず、避難者の労働意欲が損なわれる結果となっている。
*多くが大家族であったが、仮設住宅は狭いので、2世帯3世帯に分かれ住むことになり、家族の絆も分断されている。
*東電は、審査会の中間指針を逃げ口上としている。
*審査会の交通事故を参考に指針を決めるやり方への不満
*審査会の存在意義
ある首長から、「大人8万、子ども40万(賠償金)」とした根拠は?という質問がありましたが、審査会能見会長は、「原子力の専門家ではない。低線量放射線の影響、被曝の影響は証明されていないが、安全とはいえない。子どもと妊婦は影響を受けやすいので40万円。受けない・わからない、専門家の意見がある。広い範囲が対象となるので、子どもと妊婦以外は8万とした。線量の高いところがあれば、対象となる可能性もある。」というような、曖昧な表現での返答がありました。これは、初めに予算があり、その分配機関となっているように思えます。このような判断が、いくつもの苦しみを抱える福島県民の心をズタズタにしていることも知らずに!
今回、この審査会を傍聴し、このような現場を知らない、見たこともない方々により、重要なことが決定されていくことに大きな疑問を感じました。南相馬市長は「一度でもいいから警戒区域に来てください」と審査会に言いましたが、私も同意見です。机上でコンパスを引くことが、人の心を分断し荒廃させる現実を、学者の方々に知っていただきたい。
今回の審査会は、能見会長以外のメンバーは、一度も質問や説明をしませんでした。これも不思議でした。審査会の存在自体に問題があると思います。
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2012年01月27日(金)、第21回原子力損害賠償紛争審査会傍聴 ?
審査会には、佐藤雄平県知事と警戒・計画的避難各区域十二市町村の首長らが参加。その中で、南相馬市の桜井市長の説明の一部の動画です。大変に衝撃的な内容でした。
2012年01月27日(金)、第21回原子力損害賠償紛争審査会?
最後は、福島県知事が登場しました。
2012年01月27日(金)、第21回原子力損害賠償紛争審査会傍聴 ?
南相馬市の桜井市長の説明の中で、「14日、市役所に自衛隊が入り、100キロ避難指示を出したために、役所は崩壊状態となった」という言葉に驚きました。これを政府は認めていないようですが、では何を根拠に自衛隊は100キロ離れるように言ったのか?100キロ避難が必要となれば、白河市民も無関係ではなかった。この事実について、政府を追及しなければならないと思います。また、南相馬市が国と連絡をとったのは17日。この間、20キロ圏内に避難指示が出されたが、南相馬市には指示がなかったし、はずされていたそうです。このような中で、桜井市長は独自にリーダーシップを発揮されました。緊急時、国や県に無視され孤立した場合、このような独自判断ができなければ、市民を危険に陥れることになります。南相馬市は、市民を救うために弁護団を準備するそうですが、このような姿勢は重要ではないかと私個人は考えます。
もう一つ、桜井市長の言葉で印象的だったのは、「今、自治体がメルトダウン状態」という職員の精神状態を表現したものです。南相馬市では、職員110人が早期辞職をしたそうです。津波に襲われ、11日の夜「助けて!」という声により7名の命を消防団が救ったそうですが、その後の原発事故により捜索が困難となりました。捜索ができないという苦悩、その後悔の念が、今も市民を苦しめていることを知りました。
飯館村の菅野村長の「人の心が荒廃している」という言葉が印象的でした。説明の最後には、「道路に金をかけている時代ではない。人の心に寄り添うこと、除染にお金を使ってほしい」は、放射能汚染に苦しむ福島県民の多くの心の叫びを代弁しているようでした。
他、各首長の説明を傍聴して感じたことは、
*福島全域が、審査会の現場無視の机上の線引きにより分断され、住民の心までもがズタズタに分断されてしまった。市の中での分断は、市民間に不公平感を生んでいる。田村市長は「お金によって絆が分断されている」という表現をされていました。
*避難先で仕事を見つけ働く者には、10万円が支払われず、避難者の労働意欲が損なわれる結果となっている。
*多くが大家族であったが、仮設住宅は狭いので、2世帯3世帯に分かれ住むことになり、家族の絆も分断されている。
*東電は、審査会の中間指針を逃げ口上としている。
*審査会の交通事故を参考に指針を決めるやり方への不満
*審査会の存在意義
ある首長から、「大人8万、子ども40万(賠償金)」とした根拠は?という質問がありましたが、審査会能見会長は、「原子力の専門家ではない。低線量放射線の影響、被曝の影響は証明されていないが、安全とはいえない。子どもと妊婦は影響を受けやすいので40万円。受けない・わからない、専門家の意見がある。広い範囲が対象となるので、子どもと妊婦以外は8万とした。線量の高いところがあれば、対象となる可能性もある。」というような、曖昧な表現での返答がありました。これは、初めに予算があり、その分配機関となっているように思えます。このような判断が、いくつもの苦しみを抱える福島県民の心をズタズタにしていることも知らずに!
今回、この審査会を傍聴し、このような現場を知らない、見たこともない方々により、重要なことが決定されていくことに大きな疑問を感じました。南相馬市長は「一度でもいいから警戒区域に来てください」と審査会に言いましたが、私も同意見です。机上でコンパスを引くことが、人の心を分断し荒廃させる現実を、学者の方々に知っていただきたい。
今回の審査会は、能見会長以外のメンバーは、一度も質問や説明をしませんでした。これも不思議でした。審査会の存在自体に問題があると思います。
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また福島の貴重な情報有り難うございます。
私は東京在住なので遠くからになりますが、大竹議員の活動を応援します!!頑張ってください!!