人生をひらく東洋思想からの伝言

東洋思想の言葉やその精神を通じて、ともに学びながら人生や経営をひらいていけたら嬉しいです。

第78回「伊達政宗遺訓」

2023年03月19日 | 日記

【人生をひらく東洋思想からの伝言】

第78回 

「伊達政宗遺訓」


様々な家訓や老舗などの社是を調べた時期があり、

その中でも妙に腑に落ちた武家の家訓がありました。

今回は、その遺訓をご紹介いたします。


出羽国(現在の山形県と秋田県)出身の戦国武将だった、独眼竜政宗の異名で知られる

伊達政宗の遺訓になります。遺訓がいくつかある中の1つをご紹介致します。

仁に過ぐれば弱くなる。義に過ぐれば固くなる。

礼に過ぐれば諂(へつら)いとなる。智に過ぐれば嘘を吐く。信に過ぐれば損をする。


様々な人に仕えて、戦ってきた中で 実践的な経験から生み出された言葉だと感じました。

伊達政宗にも、師として臨済宗の高僧が就いていたそうですが、

様々な洞察力の大本は 肚から生まれたもののように感じますね。

だからこそ、我々の肚に響きます。表面的な事ではなく、

肚で感じ、肚で行動する大切さを この言葉から感じます。

今のような混沌とした時期こそ、この言葉の本質を感じ、

行動に変えていきたいと思います。

 

参考文献
『商売心得帖』松下幸之助 PHP研究所

 

 

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