人生をひらく東洋思想からの伝言

東洋思想の言葉やその精神を通じて、ともに学びながら人生や経営をひらいていけたら嬉しいです。

第165回『取り越し苦労』

2024年11月18日 | 日記

【人生をひらく東洋思想からの伝言】

第165回

『取り越し苦労』



様々な、自己修練や宗教、哲学の本にも「取り越し苦労」は、

ほぼ意味がないよと説いています。

日本にヨガを伝えた哲人でもある中村天風氏も、

「取り越し苦労は百害あって一利なし」とも言っております。

取り越し苦労をすればするほど、その心の消極的反映が

即座に運命や健康のうえにまざまざと悪い結果となってあらわれるからであると

思想家であり、宗教家でもあられた、谷口雅春氏も、

「取り越し苦労はほとんど意味がない」と、著書でも言っておられます。


ついつい、人間は不安はつきない生き物です。

だからこそ、しっかり物事の本質をつかみながら、

その都度都度でやるべきことをやっていけば、あとは余計な心配をしたところで、

なんの役にもたたないということかもしれません。


しっかり、先人の含蓄ある言葉に耳を傾けながら、

混沌とした今をしっかり力強く生きていきたいと思います。



参考図書
『中村天風一日一言』中村天風財団編 PHP研究所
『生命の実相』谷口雅春著 日本教文社

 

 

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