松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆まちづくり市民集会の転機(焼津市)

2019-10-14 | 1.研究活動
 焼津市のまちづくり市民集会は、記録を見ると、26年度からなので、次では6回目になる(プレ集会もカウントすると数は違うかもしれない)。

 5年は、ひとつの転機なので、自治基本条例推進委員会の委員長になったのを契機に、次のステップに行く、その手伝いをしようと思う。

 特に留意するのは、次の点である。
(1)みんなで話すだけでなく、それを成果、具体化する。これまでだって、話したことは、何らかの成果になっていると思うが、それを「見える化」しようという事である。

(2)したがって、翌年(焼津は1月開催なので、予算は、翌々年になってしまう)には、何らかの事業化をすることを意識する。

(3)ともかく、簡単なことでよいので、「実現し」、それを「実現しました」とアピールすることである。1,2回やれば、くせになるので、その後は、普通にできる。

 市民集会実行委員会と推進委員会との関係はこのように考えたらどうだろう
(1)どちらかが上で、他方の下という関係ではない。両輪の関係である。

(2)実行委員会のメンバーが、自分たちが楽しみ、やりがいのあるテーマにするのが、基本である。むろん、行政の立場からのアドバイスもあるが、やりたくないテーマをやっても面白くない。盛り上がらないだろう。おかしなテーマを設定するのではという意見もあるだろうが、みんなで話せば、おのずと、いいテーマに落ち着く。

(3)この場合、推進委員会は、調整役、後押し役である。全体を見ながら、こうしたらというアドバイスをし、行政も、そこは頑張ってと、後押しする。

(4)さまざまな義理やしがらみもあるので、その点も踏まえるのも推進委員会の役割である。ただ、縛られすぎてもいけないので、いいところで押さえるのが、推進委員会の力量である。

 若い人もバランスよく参加し、議論できる市民集会にしよう。
(1)今回は、「新元気世代」という事であるが、高齢者だけでなく、むしろ若い人も多く参加する集会としよう。世代間交流ができる集会である。

(2)市民集会では、こんな議論になるのではないかと例を考えた。若い人が年配者にスマホの設定や使い方を教える機会づくりである。ドコモに行くと、2時間も待つ。学生に頼めば、あっという間にやってくれる。こんな簡易な教えて仕組みがあったらいいという事である。こういうアイディアが、市民集会で出たら、翌年、その仕組みづくりを行うといったのが、具体化である。

 高校生が参加する仕組み
(1)昨年は、たくさん高校生が参加して、とても面白かった。
(2)個人的に、教頭先生に頼むというやり方は、個人の力量次第になってしまう。仕組みを作った方がいい。
(3)焼津は、高校が4校(5校?)しかないので、ちょっと集まってもらって、顔見知りになることから始めたらよい。
(4)それを連絡会と称して、継続的な仕組みに活用したらどうだろう。初めから「〇〇の設置」と考えると、警戒されるし、重くなる。ちょっと、集まってくらいが、ちょうどよいだろう。
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