松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆相模原市指定都市10年・できたこと、できなかったこと④南区職員との信頼・連携

2020-07-19 | 南区区民会議終わる
 この10年で、区民会議は、いろいろな仕事をしたが、南区職員との信頼・連携がなければできなかった。

 会議の前に、打ち合わせをやるが、ときどき、難しい打ち合わせになった。区民会議のテーマや区民会議で行う実際の施策・事業を決めるときである。多くは、私の研究室に担当者の人たちがやってきて、そこで話になった。

 この打ち合わせが始まるまで、私は、たいていはノープランである。ただ面白いことに、一緒に話していると、必ず面白いテーマや事業に到達した。相乗効果だと思う。お互いが、安心して、少しずつ、アイディアを出し合い、それを発展させるので、いいものにまとまっていった。時間としたら、1時間もかからず、まとまっていったように思う。だから、ノープランで良かったし、ノープランのほうが良かったのかもしれない。

 できなかったことを思いだした。最初の担当だったNさんには、私と仕事をすると、すぐに部長になると言って、私は豪語したが、残念ながらまだ、部長の一歩手前である。市長さんへ区民会議の説明するとき、雑談になると「Nさんを早く部長にしないとだめですよ」と、市長に軽口を叩いたが、私の影響力は、全く無かったのだろう。これはできなかったことである。

 歴代の区長さんたちもよくやってくれた。どんな区民会議になるか、やはりトップの影響力も大きい。自由闊達な区民会議を応援してくれなければ、こうした区民会議には、ならなかっただろう。

 南区は、若プロ、無作為抽出、アイディアコンペ、最近では高校生との連携など、特徴的な活動を行ってきたが、これは私や区民会議メンバーだけではできないものである。他方、これは区役所だけでも、できなかったろう。協働は、それぞれの持ち味を活かし、持っている力を最大限発揮することであるが、これらは、協働の良き成果と言える。

 それぞれが、力を出せば、これまでとは違うことができる。これが、相模原市指定都市10年で、最もわかったことだと思う。
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