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第60回記念大会焼津みなとまつりに学生たちと参加した。
自治基本条例の縁で、学生たちが焼津市のみなとまつりに参加している。出番は、魚河岸シャツによるファッションショーで、今回は22名で参加した。学生たちもどんどん慣れて、しかも大勢の観客がいたこともあり、大いに盛り上がった。同行の社会学が専門のN先生も、モデルとして出演したが、聞くところによると、夕方のテレビニュースでこのN先生のアップが流されたそうである。美人でインテリ風の容貌と魚河岸シャツのコントラストがよかったのだろう。
午後は、焼津高校の学生とワークショップをやった。今回は、魚河岸シャツのアイディア出しをテーマに、ワールドカフェ方式を変形して、サガジョの学生と高校生がグループでともに考えるというやり方をやった。学生たちは、あっという間に仲良くなり、一緒に考えていく中で、互いの親近感と関心が一気に高まったようだった。高校生にとっても、地元のファッションを都市圏の学生と考えていくことに、新鮮な驚きがあったようだった。
最後に私も話をしたが、今回の取り組みも自治基本条例と同じだと感じた。
魚河岸シャツをつくるだけならば、業者に頼めば簡単にできあがるが、製品をつくることが大事なのではなく、地域の人たちが、地域の価値を再確認し、知恵を出し合っていく過程が大事なのである。そうした取り組みの中で、今回のように、相互の関心と共感が生まれてくる。
また、意見を出し合ってみると、実に多様な意見があることに気がつく。こうした他者の思いに気がつき、それらを大事にしながら、次は、これを収斂していく過程を体験することになるだろう。まさに民主主義の実践ということであるが、民主主義とは、こうした地道な実践活動の中で、体得していくものだろう。
最後の発表は、当初、事務局は、一人ひとりに発表してもらおうと考えていたが、学生たちのほうから、大学生と高校生がペアで考えたのだからと言って、協力して発表するとの提案があり、やってみると実によかった。要するに、だれでも主体的にかかわり、一生懸命やると、アイディアは、いくらでも出てくるということである。
今回は今井邦人さんのプロデュースであるが、今回は、今井さんや私が前面に出ず、市役所のMさんの進行、運営で進めた点も評価できる。分権・協働時代になって、自治体職員にもファシリテート力が求められてくるが、Mさんたちも、自治基本条例で鍛えられているので、こうしたこともできるようになった。テーブルクロスやお菓子の並べ方などの小技絶妙で、焼津市は、知らず知らずのうちに市民協働のコツを体得しているようだ。
しっかりと、自治基本条例をつくってきてよかったと感じた一日だった。
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自治基本条例の縁で、学生たちが焼津市のみなとまつりに参加している。出番は、魚河岸シャツによるファッションショーで、今回は22名で参加した。学生たちもどんどん慣れて、しかも大勢の観客がいたこともあり、大いに盛り上がった。同行の社会学が専門のN先生も、モデルとして出演したが、聞くところによると、夕方のテレビニュースでこのN先生のアップが流されたそうである。美人でインテリ風の容貌と魚河岸シャツのコントラストがよかったのだろう。
午後は、焼津高校の学生とワークショップをやった。今回は、魚河岸シャツのアイディア出しをテーマに、ワールドカフェ方式を変形して、サガジョの学生と高校生がグループでともに考えるというやり方をやった。学生たちは、あっという間に仲良くなり、一緒に考えていく中で、互いの親近感と関心が一気に高まったようだった。高校生にとっても、地元のファッションを都市圏の学生と考えていくことに、新鮮な驚きがあったようだった。
最後に私も話をしたが、今回の取り組みも自治基本条例と同じだと感じた。
魚河岸シャツをつくるだけならば、業者に頼めば簡単にできあがるが、製品をつくることが大事なのではなく、地域の人たちが、地域の価値を再確認し、知恵を出し合っていく過程が大事なのである。そうした取り組みの中で、今回のように、相互の関心と共感が生まれてくる。
また、意見を出し合ってみると、実に多様な意見があることに気がつく。こうした他者の思いに気がつき、それらを大事にしながら、次は、これを収斂していく過程を体験することになるだろう。まさに民主主義の実践ということであるが、民主主義とは、こうした地道な実践活動の中で、体得していくものだろう。
最後の発表は、当初、事務局は、一人ひとりに発表してもらおうと考えていたが、学生たちのほうから、大学生と高校生がペアで考えたのだからと言って、協力して発表するとの提案があり、やってみると実によかった。要するに、だれでも主体的にかかわり、一生懸命やると、アイディアは、いくらでも出てくるということである。
今回は今井邦人さんのプロデュースであるが、今回は、今井さんや私が前面に出ず、市役所のMさんの進行、運営で進めた点も評価できる。分権・協働時代になって、自治体職員にもファシリテート力が求められてくるが、Mさんたちも、自治基本条例で鍛えられているので、こうしたこともできるようになった。テーブルクロスやお菓子の並べ方などの小技絶妙で、焼津市は、知らず知らずのうちに市民協働のコツを体得しているようだ。
しっかりと、自治基本条例をつくってきてよかったと感じた一日だった。
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松下先生、中西先生、今井さん、ゼミ生そしてうおプロのみんなのおかげで、今後につながる事業になったと思います。
先生のおっしゃるように、いろいろな意味で、自治基本条例の取り組みがあったから、実現した事業だと思います。
先生や学生さんとのご縁もそうだけど、自治基本条例の取り組みで、私たちも学んだからこそ、この事業の発想、実現につながったと思います。
今後ともご指導のほど、よろしくお願いします。
余談です
ファッションショーの様子がTVのニュースで流れたことはお伝えしましたが、最後のカットが中西先生のアップでした。
撮影した記者と話したところ、雰囲気のある学生だと思っていたそうです(笑)