
千葉県酒々井町における協働研修。NPOや自治会活動をしている市民を対象の研修だった。雨の中、昼間という条件であるが、20名くらいの市民が集まった。
第一部は、協働の本質。国語としての協働ではなく、政策としての協働を話をした。これを受けて、第二部は、例題を考えてもらい、そこから、協働を進めるためのポイントを解説した。やはりワークショップをやると、一気に当事者感が高まり、盛り上がった。
協働は、市民側と行政側の双方が、なぜ協働をするのかの基礎を知り、相手の立場を知り、相手を後押しする意識と行動があって初めてうまくいく。それをワークショップで実感できたと思う。今回の例題では、行政側の意識の低さが特に問題だった。要するに、協働がうまくいくためには、行政側の本気度が問われ、それが市民に伝搬していくことになる。今度は、ぜひ、行政職員向けの協働研修をやったらいいと思う。
参加者の中に、三浦半島で育った人がいて、話が合った。大津や逸見の話ができることは珍しい。
酒々井町は、しすいと読むが、酒の井戸があるのだろうか。町内には本佐倉城があり、千葉氏の城下町だった。かつては印旛沼が、印旛浦といって、利根川を介して、そこから太平洋に出までつながっていたので、明治のころまで、酒々井にも船着き場があったとのことである。今では埋め立てられ、農地や住宅地になっていて、港町のよすがが、みじんもないが、今でもあちこちに、歴史を感じることができる史跡があるようだ。今度来ることがあったら、ゆっくり歩いてみよう。
担当のOさんが、大学の先生なので、硬くてまじめな人かと思っていたら、ぜんぜん違って、ざっくばらんで驚いたといっていたが、もうこの年になると、修正はできないと思う。ともかく、いい研修会だった。