松下啓一 自治・政策・まちづくり

【連絡先】seisakumatsu@gmail.com 又は seisaku_matsu@hotmail.com

★政策形成研修(神奈川県)

2017-09-12 | 2.講演会・研修会

 神奈川県職員を対象とする政策形成研修である。県の職員をやったことがないので、リアルには県の政策形成は、わからないが、これまで県職員と一緒に仕事をした体験などを踏まえて、話をした。参加者は140人くらい、ホールにおける講義と演習である。

 研修は、いつも臨機応変というか、その場の流れで、話す内容がずれてくる。今回は、たまたま協働の話をしたので、一方では、明治以来の道普請の歴史、日本で協働が取り上げられるようになった1990年ころの話に、話題が移った。協働というと、「一緒にやること」といった、単純な議論をする人がいるが、もっと根は深く、日本の憲法秩序の再編を伴う、壮大な実験であるが、そんな話になった。

 これは、途中で質問を取ったからで、質問しにくい会場であるが、5,6問質問が出た。単に、その質問に回答するというのではなく、基礎や周辺部分も含めて話をするので、回答10分くらいになる。それで当初の目論見、計画が大幅に狂うことになる。

 最後に、昨年の市町村職員特別研究で行った、都道府県と市町村の連携に関する報告書をパワーポイントで紹介した。簡単に言うと、地方分権によって、都道府県と市町村が対等になり、それぞれの役割も、分離した。

でも、住民から考えると、サービスの提供が県だろうと市町村だろうが関係なく、ともかくちゃんとしたサービスが提供されることが大事である。

 小さな市町村から見ると、仕事は下りてきたが、それに見合う人員がおらず、とりわけ技術系を中心に専門性の高い仕事をこなす職員が不足している。

 こうした中で、県と市町村だとは言わずに、オール神奈川でチームとして、サービスを提供する手法を考えたものである。水平補完、垂直補完がその答えであるが、今後の県の在り方として、紹介した。

 実は、今回の研修で最も緊張したのが、この神奈川モデルの紹介である。このモデルをかながわシナジーモデルと名付けた。略称は、K.S.Mである。

 昨年の研修成果報告会では、研究員たちのアイデアは、まず、タレントのDAIGOの顔を出し、K.S.Mを出して、北川圭子の、ケイコ、スキだ、マジでと、やって、あ違った、かながわシナジーモデルだと、出す計画で、大受けを狙うはずだった。

 うまくいったか?当日は、シラッとして、おおすべりだった。後から聞くと、真面目な研修で、そんなことをやるなんて、まったく思わなかったからである。

 さて、私は、成功したか?まあまあだったかな。

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ☆憲法と条例ーQBハウス規制... | トップ | ★協働研修(酒々井町) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

2.講演会・研修会」カテゴリの最新記事