松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★協働の仕組みづくり(全国市町村国際文化研修所)

2010-10-14 | 2.講演会・研修会
(2010.10.13)
 2年ぶりに、国際文化研修所での講義である。改めて、2年前の記事を読んでみると、行動は同じ。やはり「かじ」に行く時間的余裕がなく(この前、テレビで紹介していたので、当日では予約も取れないだろう)、東洋亭でハンバーグを食べた。研修の内容は、前回より進歩しただろうか。
 話の中間で、きらりよしじまの高橋さんに報告をしてもらった。山形県川西町にあるNPOであるが、ここは地域住民全員参加型のNPOである。NPOではあるが、地域組織そのものである。
 参考になる話がたくさんあったが、やはり、大事なのは、自分たちで考え、動くことである。それが元気のもとであるし、まさに住民自治、民主主義でもある。役所は取り立てて、あてにしていないようで、自治を行政との対比で考えていると、地域は元気にならないということだろう。若い人が入ってくることも重要である。ここでは公民館長の仕事は、若手の発掘だそうで、発掘するのが義務とのことである。感心したのは、地域の活動の中で、早晩、地域間競争の時代になると感じていることで、たしかに、早晩、同じ自治体内で、地域ごとに競争が起こってくる。要するに、困難な事情を抱え、切羽詰っているところだからこそ、自治の再構築を実践し、知恵を出し、説得力ある試みを行っているということである。時間を作って、今度、訪ねてみようと思う。
 ワークショップは面白かった。来年も、声がかかったら、こようと思う。

 びわこホテルからの琵琶湖

(2010.10.17)
 全国市町村国際文化研修所は、今回が始めての登場である。場所は、行きなれた湖西なので、難なく行き着いた(西大津駅が大津京駅に変わっていたのが、ちょっと戸惑った)。いつもながら、山科から分かれていく湖西線からは、琵琶湖がきれいに見える。
 今回は、アメリカに行くという研修生を中心とした協働研修である。前半は、協働の本質、後半は協働の仕組みづくりを話した。話したいことは山ほどあるが、今回は70分の2コマなので、話はさわりの部分になってしまう。協働を学ぶのは、本当はワークショップがいいと思う。ここでも一緒にやらない協働を話したが、同じことを実践している豊田市の研修生もいて、楽しいはなしとなった(豊田市は共働という言葉を使っている。私も、一時、使っていたが、混乱するのでやめることにした)。また担当の職員の方々にも、丁寧な対応をしてもらった。感謝。
 帰りに琵琶湖に寄り、葦の原を見学した。琵琶湖の原風景であるが、今はすっかり少なくなってしまった。
 京都では、丸太町の京料理「かじ」に行く時間がなく、ひさしぶりに京都駅ポルタの東洋亭(本店は北山。植物園にいくといつもここに寄る)でハンバーグを食べた(ここの本当のめあてはトマト)。
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2 コメント

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協働って・・・ (岐阜生)
2010-10-14 12:44:33
マロン教授、JIAMでご指導いただき、どうもありがとうございました。「協働」って、少し難しく感じておりましたが、先生から「市民やまちを、元気に、豊かにする取り組みである。」とご指導いただき、少し楽に考えることができそうです。
また、ご指導いただける機会に恵まれることを願っております。
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協働とは (マロン教授)
2010-10-15 08:06:13
 こんにちは。ごくろうさまです。明るいワークショップになり、何よりでしたね。 
 協働のこのように考えると、PPPとの違いなども少し見えてきます。引き続き、ご活躍ください。みなさんにもよろしく。
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