松下啓一 自治・政策・まちづくり

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◇りんごの木オーナー(上田市)

2010-10-18 | 5.同行二人
(2010.10.16)
 今年も、りんごの木に会いに行った。上田のりんご園である。
 今回も、長男夫婦と一緒。りんごの木から、一つひとつ丁寧にりんごをとった。今年は、天候不順の影響を受けて、我がりんごの木も、出来がよくない。これを仕事にしている人にとっては、今年は厳しい年になったのだと思う。私のりんごの木も、よくがんばったのだと思う。
 今年も三好青海入道さんに、お世話になった。わざわざ迎えに来てくれ、地元の人しかしらないであろうおいしい蕎麦屋でごちそうになった。感謝。そばを食べながら、武勇伝を聞いた。連れ合いは、会うまではびくびくしていたが、怖くないことが分ったようだ。
 今回は足を伸ばして、戸倉上山田温泉に泊まった。長野の熱海温泉のようなところであるので、山の中の静かな温泉地というわけには行かないが、お湯はとてもよかった。
 帰りに、さらに小布施に足を伸ばした。ここは観光客でまんぱん。お昼ごはんもままならなかった。小布施は、おそらく、今がピークだろう。次をどのように組み立てていくのだろうか。
 今度の24日は、学生30名と上田に行く。また三好青海入道さんたちにお世話になる。

(2009年10月10日)
 上田には、何度か来ているが、この日はりんごの収穫にやってきた。りんご穫りを、この日にするか、前週の10月3日にするか迷ったが、3連休と言うことで、だいぶ前に10月10日を収穫日と決めた。ところが、直前の大型台風の影響で、りんご園から、「りんごが落ちるので収穫します」との電話をいただいた。とてもがっかりしたが、仕方がない。前週に行けばよかったなどと悔やんだが、天気のことでもあり、仕方がない。
 穫り取った後のりんごをダンボールに一つひとつ大事に詰めながら、青空の下、みんなでりんごをかじった。しなのスイートという種類であるが、完熟りんごなので、とてもジューシーでおいしかった(りんご園で、たまたま、大橋のぞみちゃんが撮影していた。小さくてかわいかった)。
 この日泊まったのは、秘湯の角間温泉。真田三代の隠し湯で上田市街から近いにもかかわらず、静かでいい温泉だった。食事もおいしかった。温泉の裏には岩屋観音があり、まるで映画『トリック』のセットのような看板や観音堂もあり、おおいに盛り上がった。猿飛佐助が修行した崖がある。ここでも三好青海入道の気遣いをいただいた。感謝。旅館のおかみとの熊談義も示唆的で、楽しかった(相互の気遣いルールなど)。
 上田の温泉は、この半年で、別所、鹿教湯、角間と泊まったが、次はどこに泊まろうか。  

(2009年6月) 
 上田市自治基本条例のご縁で、りんごの木オーナーになった。6月の梅雨の晴れ間の土曜日、車を飛ばしてりんごの木に会いに行った。
 この日は、りんごの木オーナーが集まって、摘果作業をした。ナンバーを見ると、遠く奈良ナンバーもあった。りんごの木の下で、おにぎりをほおばり、豚汁を食べた。おいしかった。
 うまく理解してもらえないと思うが、犬もかわいいがりんごもかわいいと思う。帰るときに、「また来るからね」と話しかけている様は、「どうかしている」と言われかねないが、たしかに、りんごの木が、家族のように思えるから不思議である。次は秋の収穫。子供たちをつれてこようと思う。
 消費者として、最下流に暮らす私たちは、上流でりんごやお米を生産している現場を知らない。知らないということが、無関心と驕りを生み、上流と下流を分断させ、それが農業や林業の荒廃を招く。そして、都市にいる私たちの暮らしを蝕む。
 自治基本条例づくりは、まちのことのことをわがことのように思う運動である。条文をつくるという瑣末なことではない。学生と行っている地域交流も、地方のことを自分たちの問題と感じる機会づくりである。時間もかかるし、即効の効果も見えないが、これをやっていかなければ、私たちの暮らしそのものが立ち行かなくなってしまうだろう。
 上田の帰りに、鹿教湯温泉に泊まった。いい料理を出す旅館だった。聞くと料理長さんが長い修業をして、故郷に戻ってきたとのこと。地道に精進することの大切さを改めて実感した。久しぶりにいい旅だった。
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1 コメント

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熊が!!!! (三好青海入道)
2009-10-14 15:32:27
先生がお帰りになった翌日(12日)に角間温泉の4キロ上で、熊の親子が人を襲ったのです。膝を噛まれ自力で山を下山したそうです。ラジオや鈴の音が熊に人が居ることを教えるのですが・・・・
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