松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★まちづくり政策研修(富山市)最終回

2020-11-07 | 2.講演会・研修会
 今年の研修会の最終回。3グループでそれぞれパワポを作った。

 テーマは、ガラスの街とやま条例、認知症アシスト条例、ICTやAIを使った事務改善の3つである。グループごとに、パワポを見ながら、過不足を考えた。それぞれ、いいものができたが、何よりも、個別に政策や法務を教えることができたのが良かったと思う。

 この研修は、昨年からやっているが、それまでの事務改善的な提案を「まちづくり政策」にバージョンアップするのが、難しかった。気を抜くと、事務改善に戻ってしまう。たしかに、発表の評価表を見ると、事務改善的な採点方法で、それも仕方がなかったかと思う。

 しかし、若い人は、20年、30年後の富山市を背負って立つことになる。もはやこれまでにような増分主義(実際は、減分主義)のような政策提案をやっていても、展望は開けない。新しい時代にふさわしい新しい発想や手法を学ばないといけない。

 私の立場は、政策法務と協働なので、条例を政策実現手段として使い、政策理念や実現手法は協働である。ただ、これを伝えるのが難しかった。

 条例については、私にとっては普通のことであるが、富山市のとりわけ若手職員にとっては、非日常的なものであることが、よくわかった。更に、その条例づくりは、市民協働型で行うというのが、私の手法なので、非日常の2乗のような話になってしまう。

 最近では、こうした私の関心の基づく、これまでの研修は、先の先を行き過ぎているのではないかと反省して、基本にさかのぼって、政策法務を教えるように心がけている。徐々にではあるが、私も軌道修正しつつあると思う。

 この日は、早めに富山に行った。新しい本の原稿の校正をして、3時の宅急便に託し、その後、家事一般をやって、6時半くらいの新幹線に乗れたので、富山には、8時半ころ到着できた。

 今年は、最終便の新幹線で、11時15分着が多かった。この最終新幹線のリスクは、寝過ごすと次は終点の金沢まで行ってしまい、もうこの時間は、金沢から富山までの戻りの新幹線がないので、金沢に急遽泊まることになってしまうことである。絶対寝ないぞという強い決意が必要になる。

 帰りの新幹線は思いの外混んでいて、これまでの7~8割の乗車率くらいで、GO/TOキャンペーンの効果が出ているのだろう。

 この研修は今年は終わったが、協働の研修会を頼まれたので、富山へは、1月に、あと1回行くことになる。寒いだろう。今度こそ、早めに行って、のどぐろを食べようと思う。
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