松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★自治基本条例連続研修(戸田市)

2014-03-11 | 2.講演会・研修会
 戸田市で全職場を対象とする研修会があった。

 戸田市の自治基本条例づくりは、3つの段階に分かれている。学ぶ、体験する、つくるである。このうち、体験するという手法は、とても優れたもので、戸田市方式といえるものだろう。次に本を書くときにぜひ紹介したいと思う。
 最後のつくる段階もいよいよ第4コーナーを回って最後の直線に入ってきた。ゴール前の時点で、自治基本条例ができて仕事がどう変わるのか、職員は何をすべきなのかについて、学ぶ機会となった。

 全体の進行は、私が1時間話をして、次に市民委員のEさんが、自治基本条例づくりで感じたこと、あるいは今後、期待したいことを話し、そののちグループワークとなった。これを2日間、午前午後の4回行った。

 自治基本条例の研修を頼まれることも多いが、市民委員さんが研修に加わるというのは初めてである。自治基本条例を行政と市民で一緒につくって来たことを考える、ある意味、自然なことであるが、しかし、実際に実現するには、さまざまな条件があり、そう簡単には実現しない。しかし、それを軽くやってしまったことがすごいことだと思う。

 ワークショップでは、事前に宿題を出して、「市民が力を発揮する事業、市民ならではの事業」を考えてきてもらった。それを一人ひとりが披露して、最後にグループのイチオシを出してもらった。今回は、時間が限られていたので、全員は発表できなかったが、お互いの仕事を知り、改めて、自分たちの仕事を見直す良い機会になったのではないか。
 次は、こうしたグループワークを中心に研修をやったらよいだろう。

 終了後、戸田市を案内してもらった。戸田では、町の境に荒川が流れている。かつては川といえば、制御の対象であったが、今日では活用の対象である。川を活用した、どんな事業を考えているのだろうか。戸田といえば漕艇場であるが、今回、調整池である彩湖周辺を案内してもらった(正確には彩湖・道満グリーンパークという)。バーベキュー場、ドッグランなどがあり、ここにはコミュニティビジネスの素材があるように感じた。

 自治基本条例の最終報告は、3月の末なので、もう一息。

彩湖

荒川

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