松下啓一 自治・政策・まちづくり

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◇パーセント条例(ハンガリー)

2008-08-11 | 5.同行二人
 大至急で成績を出した後、7月後半から、チェコとハンガリーにでかけた。ハンガリーというと、パーセント法であるが、私の旅は、いつもながらの暢気な二人旅である。
 歌劇やコンサートなどをたくさん聴いたが、所詮、私には猫に小判、中学生にフランス料理である。ただ旅の大半は、いつもながら、街角でゆっくり食事をし、観光客が行かない公園でソフトクリームを食べるという地味な時間をすごした。今回の小旅行では、思い切ってタクシーを借り切ったが、ここでもmat・sushiと自己紹介したが、まったく受けなかった。やはり内陸の国ということなのだろう。
 今回は、ブタペストの国際空港で呼び出し放送を受けるというハプニングがあって面白かった(飛行機が遅れて、別の便に変えてくれという話で、予想外のウィーン経由になった。空の上からであるがウィーンは懐かしかった)。
 ブタペストは、落書きの多い町で、街中に落書きがあふれていた(でも市民はみんな親切である。ちょっと地図を見ていると、必ず寄ってきて教えてくれる)。世上、パーセント法を作ったハンガリーをNPO先進国と誤解するむきもあるが、改めて行ってみると、政府機能の弱さとモラルの低さを実感した。一周遅れのトップということなのだろう。導入に当たっては、日本の事情を踏まえて立論していくべきだろう。最近、パーセント条例ができ始めているが(大分市、一宮市)、これがどのように広がっていくのか、今後の展開が楽しみである。
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