松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆若者まちづくり参加ルールブック意見交換会(相模大野)

2016-12-10 | 1.研究活動

 相模原市南区の若者まちづくり参加ルールブック意見交換会があった。

 相模原市南区区民会議では、4年間をかけて、若者参加ルールブックをつくっているが、その集大成の意見交換会があった。地域のまちづくり活動団体、その活動に参加した学生、区民会議委員、区役所職員など40名弱が参加した。 

 若者参加ルールブックは、実際に、若者が地域の活動やまちづくりに参加する際の小さなコツやポイントをまとめたものである。これによって、若者の地域参加をスムーズに進めようというのが狙いである。心がけたのは、ルールブックを机上で作るのではなく、実践の体験をフィードバックする作業を繰り返し行う中で、作り上げた点である。まちづくりの王道というべきつくり方だと思う。

 今回の意見交換会は、その集大成と会議である。ルールブックに盛り込むべきエピソードを抽出し、ルールブックの名称を決め、デザイン案のヒントを出すのが目標である。

 会議の3時間はあっという間に立ち、自由闊達、楽しく、内容のある会となった。今井さんが進行したという点もあるが、そもそも、区民会議のメンバーも学生たちも、こうしたことができる下地というか、文化が醸成されているからだと思う。詳細は省くが、今日のワークショップは、かなりハードルが高い内容だったが、大人たちも学生たちも、軽々とクリアした。 

 今でも思い出すが、区民会議が始まった当初、委員の何人かは、行政へ注文を付けていた。それまでそうやって来たのだろう。社会性の乏しい、半人前の大人なら、相手を批判し、欠点をあげつらうことしかできないのは、仕方がないが、集まっているのは地域のリーダーたちである。力も経験を持ってるはずなので、その力を引き出さないともったいない。ちょっと運営方法に変えたところ、区民会議は、みるみる変わっていき、あっという間に、政策提案ができる市民組織になっていった。

 今日の会議では、これまで思いつかなかった様々なアイディアがたくさん出たが、人が存分に力を発揮することの意義を改めて感じた会議になった。いい会議だった。

 

 

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