今週は、富山に3日間いた。
富山は、北陸新幹線ができてから、随分、近くなった。東京から2時間強。夕方、家で早めの夕食を取っても、その日のうちに富山に行くことができる。今回もそんな感じ。富山は、たいてい桜橋のマンテンホテルに泊まる。夜、ホテルについて、11階の展望風呂に入って、そのまま寝るといった感じである。今回は、パソコンの電源を忘れてしまい、行きの新幹線の中で、無計画に使ったので、パソコンはやらずに、まちを歩くことにした。
今回はガラス美術館に行った。西町の再開発でできた美術館である。図書館も併設されているが、建物のつくりがすごい。3種類のパネル約1,000枚が並べられた外壁や、2階から6階まで斜めに開いた吹き抜け空間がすごい。富山市役所のつくりもすごいが、これが富山市の流儀なのだろう。
今回の展示のアン・ヴォルフ アンダンテ展のほうは、何とか見れたが、6階の常設展のデイル・チフーリさんの空間芸術は、頭が痛くなった。猫に小判、中学生にフランス料理である。連れ合いのための2階のお土産コーナーで、ガラスの派手目のネックレスを買い、その後、立ち直りのために、総曲輪のアーケード街をしばしぶらつき、気分はB級グルメなので、電気ビルの裏手の彩鶏食堂まで歩いて、夕飯を食べながら、しばし、お兄さんとよもやま話。
富山の若い人に、地方自治の真髄を伝えたが、うまく伝わったのだろうか。若い人たちから見たら、私の話は、時代がかっていて、ぴんと来ないのかもしれない。
富山で楽しみは、弁護士の福島さんに会うこと。頭の回転が速く、話していて楽しい。弁護士生活20数年のベテランであるが、事務所をたたんで、2,3年前から市役所に努めている。主な仕事は、役所内部の法律相談ということで、年間1000近くの相談があるらしい。相談があると、相手を呼びつけるのではなく、自ら職場に出向いて、話を聞き、一緒に考えるというスタイルはいかにも福島さんらしいやり方で、役所の人たちの信頼も高まっているようだ。
実は私も困ると、福島さんにメールで相談する。考えてみると、ただで顧問弁護士を雇っているようなもので、何らかのお礼をしないといけないが、公務員なので受け取るわけにはいかないだろうから、一緒に食べたお昼のそば代(230円)を奢ればよかった。来年、富山に行ったとき、忘れずに、奢ることにしよう。私のブログをよく読んでいるようで、新城市の公開政策討論会に注目しているようだ。公開政策討論会の制度設計をする際には、公選法との関係が出てくるので、相談にのってもらおうと思う。
今回も楽しい富山だった。