松下啓一 自治・政策・まちづくり

【連絡先】seisakumatsu@gmail.com 又は seisaku_matsu@hotmail.com

◇台風の後、防府へ行く(山口県)

2015-08-29 | 5.同行二人

 台風15号の後、山口県に行った。当初乗る予定だった飛行機が台風のために欠航になり、翌日に便を振り替えて出かけた。

 今回の行き先は、防府市と萩である。今年は、NHK大河ドラマ、花燃ゆの舞台である(私たちは、残念ながら、テレビを見ていない)。私は防府には何度も来ているが、連れ合いは初めてである。

 防府での楽しみは、毛利庭園と鱧である。防府の鱧は防府天満宮にちなんで、天神鱧と言っている。鱧と言えば、初夏の料理であるが、8月の終わりは、名残鱧と言って、さらにおいしくなるそうだ。

 鱧を食べるようになったのは、大阪国際大学に移ってからである。関西に移り、枚方市役所の方と鱧の話になり、「そんなにおいしいですかね」と聞いたら、「松下さんは、いいものを食べてないですね」と言われた。確かに、それまで鱧の言えば、スーパーで売っている鱧しか食べたことがなかった。

 そんなに美味しいのならばと、初夏になると、京都・丸太町通りにある京都創作料理の「かじ」に行き、年に一度は鱧を食べるのが、行事になった。当時、「かじ」はご主人が店を始めたばかりで、値段も手ごろで、行きやすい店だった。かじで食事をした後、閉店間際の京都珈琲店で、一休みするのが定番だった。

 もうひとつの目的地の萩であるが、実は私は、萩は今回が初めてである(連れ合いは44年ぶり)。全国に出かけるが、萩は、何となく足が遠のいてしまう。今回も、松下つながりで、松下村塾を訪ねたが、吉田松陰はあまり好きではないこともあって、早々と切り上げてしまった(幕末で言えば、赤禰武人のような人が好きである。赤禰は花燃ゆでは、単なる裏切り者のように扱われているだろうか)。

 この日、泊まったのは、長門湯本温泉の大谷山荘という宿である。山荘という名前なので、あまり期待していなかったが、100室以上もあるりっぱなホテルだった。じゃらんによると、もう一度訪ねたいホテルのナンバーワン(中国四国地方)とのことである。

 料理も美味しいが、驚いたのが気遣いである。何気なく、仲居さんに、連れ合いが、前の旅で足をくじいたのですよという話をしたが、風呂から戻ってきたら、部屋の隅に、座敷用の座椅子が置いてあった。畳に座っても足を伸ばし食事ができるようにという気遣いである。仲居さんとは、いつものんき話をするが、ここではうかつなことを言えない。たしかにもう一度訪ねたい宿になる。

 この日は、萩を早々と切り上げて、東後畑の棚田を訪ねた。ここは水を張った棚田とその向こうにある日本海(特に夕日)で有名であるが、この日は夏なので、黄緑色になった稲と霞む日本海というコントラストもきれいだった。

毛利庭園

 大谷山荘

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ☆新城市の位置(新城市) | トップ | ★実務に活かせる政策法務(秋... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

5.同行二人」カテゴリの最新記事