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秋田県における政策法務研修である。今年で3年目だろうか。
ここでは珍しく、「実務に活かせる」政策法務と銘打って、政策法務研修をやっている。考えてみれば、実務に使えるのは当たり前で、法務はもともと政策を実現するためのツールである。目的達成のために有効だから法務を使い、学ぶのは、そのための技術である。
秋田県における研修は、県庁職員と市町村職員との合同である。市町村職員のほうは、どちらかというと、やや遠方の職員が多いようだ。男女比では、最近の採用レベルでは女性のほうが多くなっているが、今回は男性のほうが多かった。女性は少なかったが、少数精鋭、きれいな人ばかりで、さすが秋田美人の故郷である。
研修では、参加者がよく笑い、やりやすかった。ただ、いくつか、ツボを外したところもある。先生が何を言うか分かりましたという、ネタバレもあったようだ。精進しよう。
今回は、1000円カットの床屋さん規制条例を素材にした。1000円カット床屋とは何かを説明をするにあたって、私は羽田空港のQBハウスを例に挙げるが、受講生のなかに、私以上の羽田空港QBハウス愛用者がいて、報告のなかで、QBハウスのやり方を詳細に説明してもらった。「そうなんだあ」と、むしろ私が勉強になった。
秋田県の研修では、研修所に泊まるが、ここでは朝の散歩が楽しみである。松林の中を歩くと、20分ほどで日本海に出る。遠くに男鹿半島が見える。気持ちの良い散歩道で、地域の人たちも、ぽつぽつと散歩していて、朝の挨拶は、気持ちがよい。
秋田に来ると、比内地鶏を食べる。今回は、美術館近くのあべのやにいった。帰り、リムジンバスを待つ間、今年も駅前のナガハマコーヒー店で、ゆったりとした時を過ごした。この日も、ゆったりとコーヒーを飲んだが、それにしても、ここのコーヒーは、おいしい。