★議会事務局の政策・法務能力（ＮＯＭＡ）

　ＮＯＭＡが行っている議会事務局職員を対象とする政策・法務の研修である。
　今年は２８人が参加した。全国から来てくれたが、とりわけ熊本県からは、今年も多くの市議会事務局員が参加してくれた。
　これをはじめたきっかけは、議会事務局職員の立場の難しさと重要性を考えて、まず実力をつけてもらおうと思ったためである。私自身は、議会事務局の経験はないが、雰囲気はよく分かる。
　市町村アカデミーと違って、ＮＯＭＡの研修は、いきなりトップに入るようなもので、運営が難しい。知らない者同士が、隣になるので、ある種の緊張感があるからである。そこで、１時間ほど話したあとで、すぐにグループワークにするが、そうすると、同じ仕事をしている者同士、すぐにくだけて、笑い声になる。全体的には時間はタイトであるが、できる限り、そういった時間を取るようにした。
　ここでは、わが議会のプチ自慢をやっている。興味深い取り組みが紹介され、質問や名刺交換が行われていた。
　最後に、投票をした。いずれもなかなかの力作で、甲乙つけがたかったが、ちょっと迷って、投票権を１枚にしたのが、それが実態よりも差が出た結果になった。
　以前、私の研修を受けたことがあり、今回は、自費で参加したという職員もいた。申し訳けないような、ハードルが上がったような、そんな気がしたが、ありがたいことである。頑張ろう。
　
　２日目、代々木に出かける途中、京急急行の電車で、偶然、都市計画にいた時の直属の上司にお会いした。１０年ぶりくらいである。私より、２，３年上だったと思う。技術系の人であったが、横浜市では、そのまま順調に出世して、技術系の最高ポストについた。今では、退職して、みなとみらいの理事長などをやっているということであった。しばしお話しをして、分かれたが、会話の後味感がとても良かった。さすが、トップになる人はなるほどである。私は課長にしかなれなかったが、こちらもなるほどと思った次第である。こちらもがんばろう。