自治基本条例の条例案を市長さんに提出した。
条例案の検討そのものは、1年1カ月と短期間であったが、前段の市民会議を入れると2年以上になった。途中、何度も言ったが、この条例づくりは、条文をつくるのではなく自治を創るものである。そのことを市長さんはじめ、市民の方々、事務局も、肝に銘じて作業された。しんどい作業だったと思うが、よく頑張ったと思う。
できあがった条例案をすっと読むと、すっと読めてしまうが、その一つひとつの文章の奥には、さまざまな議論や思いがある。今後、条例の解説文をつくることになるが、この解説文作りも重要な作業になる。従来の法規的発想にとどまると、いわゆる条例文の注釈を書くことになるが、自治基本条例の解説本の場合、むしろ重要なのは、たくさんの議論が出たが、条例に上手く表現できなかったこと、あるいは議論の過程で今後やるべきこと(その道筋になるもの)になったことを書くことである。気を抜かず、もうひと頑張りしてほしい。
この市民会議では、会長さん、副会長さんとも、いつもいい話をされる。そこに共通するのは、他者への優しさである。今回の市民会議でも、長丁場ということもあり、また考え方が違うと言って、途中から不参加になった人もいるが、それを非難するのではなく、それぞれに事情があることを認めて、次の参加の機会を閉ざすことがないようにしようという姿勢である。この自治基本条例のなかでも、参加の仕組みも多様であることを前提に制度設計をしているが、他者への優しさ、配慮という姿勢が仕組みに結実していると思う。
次は、議会の議論になるが、自治を創るという観点から、活発な議論が展開されることを期待したい。
今回も、事務局の方々が気を使ってくれて、戸田競艇場を見学することができた。競艇そのものが初めてであるが、内部まで見せていただき、興味深かった。
レース本番の選手待機場所で、競艇選手にも話を聞くことが出来た。大豆生田蒼さんという19歳の女性選手で、明るく好感が持てる娘で、みんなの人気者だと思う(学生をたくさん見ているのですぐわかる)。
競艇選手になるのは、競艇学校に入らなければいけないが、これが30倍から40倍という競争率で、かなりの激戦らしい。5回、6回と受験するのが当たり前のようだ。大豆生田蒼さんは、中学を出て受験したので、「中卒の脳みそなので苦労しました」と明るく話していた。「母子家庭で育ったので、お母さんを少しでも早く楽にしてあげたい」という思いががんばる源泉になっているようだ。
競艇というとギャンブルのイメージが強いが、選手たちは、0.1秒を縮めるために、体を絞り、プロペラを磨いている。どの世界もプロというのは、厳しく、魅力的なものであることを感じた。
ちなみに、私も競艇券を買ったが、すべて外れてしまった。ビギナーズラックだろうと考え、一獲千金を夢見たがかなわなかった。ただ、もし当たったら、翌日もこっそり、戸田に来ていただろう。
ともかく、この日も含めて、戸田市の方々には、さまざまお世話になった。感謝申し上げたい。
条例案の検討そのものは、1年1カ月と短期間であったが、前段の市民会議を入れると2年以上になった。途中、何度も言ったが、この条例づくりは、条文をつくるのではなく自治を創るものである。そのことを市長さんはじめ、市民の方々、事務局も、肝に銘じて作業された。しんどい作業だったと思うが、よく頑張ったと思う。
できあがった条例案をすっと読むと、すっと読めてしまうが、その一つひとつの文章の奥には、さまざまな議論や思いがある。今後、条例の解説文をつくることになるが、この解説文作りも重要な作業になる。従来の法規的発想にとどまると、いわゆる条例文の注釈を書くことになるが、自治基本条例の解説本の場合、むしろ重要なのは、たくさんの議論が出たが、条例に上手く表現できなかったこと、あるいは議論の過程で今後やるべきこと(その道筋になるもの)になったことを書くことである。気を抜かず、もうひと頑張りしてほしい。
この市民会議では、会長さん、副会長さんとも、いつもいい話をされる。そこに共通するのは、他者への優しさである。今回の市民会議でも、長丁場ということもあり、また考え方が違うと言って、途中から不参加になった人もいるが、それを非難するのではなく、それぞれに事情があることを認めて、次の参加の機会を閉ざすことがないようにしようという姿勢である。この自治基本条例のなかでも、参加の仕組みも多様であることを前提に制度設計をしているが、他者への優しさ、配慮という姿勢が仕組みに結実していると思う。
次は、議会の議論になるが、自治を創るという観点から、活発な議論が展開されることを期待したい。
今回も、事務局の方々が気を使ってくれて、戸田競艇場を見学することができた。競艇そのものが初めてであるが、内部まで見せていただき、興味深かった。
レース本番の選手待機場所で、競艇選手にも話を聞くことが出来た。大豆生田蒼さんという19歳の女性選手で、明るく好感が持てる娘で、みんなの人気者だと思う(学生をたくさん見ているのですぐわかる)。
競艇選手になるのは、競艇学校に入らなければいけないが、これが30倍から40倍という競争率で、かなりの激戦らしい。5回、6回と受験するのが当たり前のようだ。大豆生田蒼さんは、中学を出て受験したので、「中卒の脳みそなので苦労しました」と明るく話していた。「母子家庭で育ったので、お母さんを少しでも早く楽にしてあげたい」という思いががんばる源泉になっているようだ。
競艇というとギャンブルのイメージが強いが、選手たちは、0.1秒を縮めるために、体を絞り、プロペラを磨いている。どの世界もプロというのは、厳しく、魅力的なものであることを感じた。
ちなみに、私も競艇券を買ったが、すべて外れてしまった。ビギナーズラックだろうと考え、一獲千金を夢見たがかなわなかった。ただ、もし当たったら、翌日もこっそり、戸田に来ていただろう。
ともかく、この日も含めて、戸田市の方々には、さまざまお世話になった。感謝申し上げたい。
引き続き、戸田に足をしっかりつけて、活躍してください。期待しています。
今後とも宜しくお願い致します。