松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆人事異動の季節(三浦半島)

2014-04-01 | 1.研究活動
 4月は人事異動の季節。

 私は、横浜市にいた時には、ほぼ2,3年で異動になった。全体で言えば、ゆっくりではあるが、順調に階段を上っていったのだと思う。50歳を過ぎて途中で降りることになったが、そのままいたら、どうなっていただろうと考えることがある。

 連れ合いの見立ては、私は万年、課長であったというものである。係長にはあっという間になったが、係長から課長になるまでが長く13年を要したが、この計算で行くと部長になるには、定年を越してしまうという計算である。私の見立ては、もう少し楽観的であるが、おそらく連れ合いのいう通りなのだろう(ただし、この13年が私にとっての財産である。政策も法務も、市民協働もこの時に学んだ)。

 新聞には、4月の人事異動の名簿が載っている。それを見ると数年後輩で、私が仕事を教えた人たちが、組織のトップクラスになっている。あのままいたら、私は、彼ら(彼女ら)に途中で追い抜かれたのだろう。外部からの評価であるから仕方がないが、そうはいっても、追い抜かれた現実に遭遇したときに、私は心穏やかでいられただろうか。「人生にとって出世など・・・」と言うのはその通りであるが、人の思いは、そんなあるべき論だけで割り切れるものではない。

 人事異動は、リセットが許されるということでもある。順調に来た人は、更なるバージョンアップを目論見、他方、前職ではちょっと失敗したなあと思った人は、新たに心機一転ができる仕組みである。仕事をする大きな目標は、人生を振り返ったときに、自分はいい仕事をしたなあと思えることであるが、この目標に向かって、新たなスタートを切るチャンスということなのだろう。がんばってほしい。

 今年は桜が早い。門出のときの桜となった。
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